湖と、本と。 2回め。
昨秋初開催され、初回から大好評だったイベント。「湖と、本と。」
わが寒村のお隣・小海町は松原湖の湖畔で本と湖畔のいい時間を過ごしてもらおう・・・という趣旨。
1回目の記録はコチラ。
前回は晴天の初秋。今回は曇天の春・・・標高1100mの松原湖、この季節でも曇ると肌寒い。
さて客足はどうなるか・・・なんて思っていたのですが。
結果から言うと前回から3倍増の、大成功でした。
初回のイベントである程度、いい予感はありました。その証拠に初回に出た出店者さんはほぼ皆、今回も出店。
さらに今回は本屋が増え、飲食が増え、ミュージシャンもワークショップも・・・。
前回は本屋の数がさすがにキビしいな・・・と感じましたが今回は2店増で充実、飲食もさらに増で・・・と思っていたら。
予想以上の客足に飲食店ソールドアウト続出!
前回美味かったスパイスカレー狙ってたのですがまんまと食いそびれました。(本屋のほとんどが昼食食い損ねるという異常事態。)
しかしですね。
本屋としていつも思うのですが本は、売れなくても腐らない。また次回どこかで・・・と思える。
が、飲食はそうでないですね。売れ残りは心身ともにダメージ。そう考えるとイベントを共にした飲食店の売り切れは非常に喜ばしく思えるのです。
特に今回のイベント、出店者同士の距離感が非常に近く「出店者全員仲間」な雰囲気。であれば尚更嬉しい。
前回より出演者が増えた音楽ステージはその分存在が薄れた気もしますが、本の時間のBGMとしてはより有効に機能したのでは。
本に合わせてブックカヴァーの草木染・・・なんて素敵時間も。
初回の評判とそこからくる出店者の告知、それ以上に綿密な主催者さんサイドの告知・・・賑わいには理由がありました。
しかし。
今回は本屋、飲食ともに出店者を増やし、絶妙なバランスの元成功に終わりましたが(や、飲食は不足か・・・。)これ以上!を目指すといろいろ問題が起きてきそうです。
より本屋の幅を広げる。不足だった飲食を増強する。
そうするには今の場所は、少し狭すぎるようです。
この程度の規模で充実を目指すか、より大きな規模を目指すか。
前回からすでに「小さなALPS BOOK CAMP」という評を頂いていたこのイベント。
本家ABCの経過を知っているだけにより興味深く見守っていこうと思っています。
(ちなみに本家ABCは自分にとって”大きくなりすぎて魅力を失ったイベント”でした。事実今のところ最終回には、足を運んでいません。)
それでも初参加となる本屋さんと今後の話ができたり。自分も本屋を名乗り始めて来年で10年。拡がり・つながり・・・といったあたりに貢献するのが自分の仕事、なんて思い始めているのでこういうのが嬉しい。
チョー久しぶり・かつ予想外の顔が遊びに来てくれて、さらに予想外の話を聞かせてくれたり。
何時もの顔はもちろん嬉しく。
隣町からたくさんのいい本がとても数多く旅立っていくことなど想像もしていなかった。
最高の時間を過ごせたことは間違いありません。
主催者さんサイドの事情もあり、次回開催は未定。
それでも還ってきたときには全力でまたこの時間を作ることを応援したいと思います。
今回も湖畔で最高の本の時間だった。
主催者さん・出店仲間・来てくれた方々・・・いや、興味を示してくれたすべての方々。
感謝です。
http://www.coldmountainstudy.com/
coldmountainstudy@gmail.com
coldmountainstudy 店主:鳥越将路
この記事が参加している募集
よろしければサポートをお願いいたします!いただいたサポートは蔵書中心に本屋としての体力づくりに使わせていただきます。