中2の娘に手づくりの"おはなし"をあげてみたらこうなった…
「パパ、”おはなし”きかせて。」
幼いころは、枕元でねだった娘。
中2になり、ずいぶん難しい本を読んでいるのを見て、
「へぇー、大きくなったな」
と、その成長に嬉しくなったり、なぜかちょっぴり寂しくなったり…。
よし、じゃあ「”おはなし”を書いてビックリさせよう」
と生まれて初めて ”おはなし” を執筆。
書きはじめてみたら大変。ヘタクソだし、根気はないし。
電車でスマホをポチポチポチの毎日。
でも、なぜか途中から「何のために書き始めたんだっけ?」と目的を忘れてしまうほど楽しくなってしまい、気が付いたら142ページの大作に。
コピー用紙にプリントアウト。
ホッチキスをガッチャンガッチャン、ガムテープでベリベリと手作り。
ついに本が完成。
…あれ、なんのために書いたんだっけ?
そうそう、娘だ。
ちょっと待って。
冷静に考えたら…、パパちょっとイタいです。
こんなの思春期真っ只中の娘になんて…。これは、いけません。
でも…「あげたらどうなるのかな」その好奇心にも勝てません。
ちょっとドキドキしながら、渡してみたら…
娘はペラペラとページをめくり、
「長っ。」と一言。
テーブルにポイっと「あとで読む。」
…だよね。そりゃそうだよね。
勉強忙しいもんね。なにかと忙しいもんね。
いいんだよ。いい。
書いてる時間、とっても楽しかったよ。目的を忘れるくらい。
ああ、こんな量、自分に書けるんだって。驚きもあったし。
でも…、
もう一度だけ、チャレンジ。
「ここ置いとくね。」と娘のお気に入りソファーにそっと置いておきました。
「うん。」と娘。
そしたら、次の日…
脱ぎ捨てた服の下にありました。
う…、うん。いいんだよ、うん。
それもこれも楽しい時間、ありがとう。
(※読まれなかった残念な”おはなし”ってどんなの…?こちらです↓)
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