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古文の魅力と臨書の魅力

古文の魅力と臨書の魅力

めちゃくちゃ久々のNote投稿・・・。

先日、『知ってる古文の知らない魅力』 (鈴木健一)という本を手に取ったとこ ろ、「はじめに」から興味深いことが書いてありました。

『徒然草』の「つれづれな るままに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとな く書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」というこのなじみ深い文章は、実は全部が兼好のオリジナルではなく、兼好 の時代

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もの見る解像度を上げるのに知識は必要か

もの見る解像度を上げるのに知識は必要か

冬に防寒のため羽を膨らませているスズメのことを、「ふくらすずめ」というらしい。ぷわぷわに膨らんだスズメに、こんなかわいらしい名前があったのか、と枝にまんまるな体をちょんと乗せているのを見るたびに「おぉ、ふくらすずめ、ふくらすずめ。」と訳もなく心の中で唱えては嬉しくなる。

ここ数年、草花の名前を知るのが楽しい。詳しいわけではないので知らない花を見かけるとスマホでちょっと調べたりすることもある。「

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