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ひふみのあゆみ(ひふみ投信月次レポート)~わたしの読み方・2024年2月運用分~

ひふみのあゆみ

ひふみ投信の「ひふみのあゆみ」2月運用分が公開されています。

ひふみのあゆみ

銘柄紹介(基準日時点の組入比率1~10位)

あれ?って思いました。
トヨタ自動車が組み入れ最上位にいましたので。
先月は見たことがなかったなと思い読み直しましたが、30位までにも入っていませんでした。
大きな変化ですね。

運用責任者よりお客様へ

2月の大きなトピックはトヨタ自動車株の大幅な組み入れです。とはいえ、現状のトヨタの組み入れ比率4.86%はTOPIX並みの比率であり、特に市場に対して大幅に持っているわけではないのですが、過去1銘柄 で5%近く保有をしたことはあまりなかったので、その意味では大きな決断になります。一方でトヨタ株の大幅な組み入れについては、このタイミングでは非常に有効であると考えています。
理由はいくつかあります。1)日経平均株価のPER(株価収益率)は 20倍程度であるのに対してトヨタのPERは10倍であり、割安感が強いこと。日経平均株価はTOPIXに対して割高感がありますが、今後TOPIXが日経平均株価に対して追いついていく動きを示すと予想をしています(全体が上がるか下がるかは別として)。そのときの牽引はトヨタ株になる可能性が高いと考えています。2)外国人投資家がまだ日本株に対して全体では買い遅れており、今後、日本に対して投資比率を上げていく際には、トヨタを指標銘柄として組み入れる可能性が高いと考えています。3)EV関連企業はテスラをはじめとして株価が下がっており、業績が低迷しています。その裏返しで米国や欧州でハイブリッド車の売り上げが上昇しています。消費者はEVからHV(ハイブリッド車)へ移行しているのに、マーケットでの評価はそのように動いていません。4)トヨタは配当の増加や持ち合い株式の解消など資本効率の改善余地が著しくあり、それがまだ実現していません。5)新NISAなどでインデックスの買いが膨らんでおり、その場合は自動的にトヨタに5%程度継続的な買いが入ること、などです。トヨタが上昇してもTOPIXに対する組み入れ比率がトヨタと同じならば市場に対して中立ですが、少なくともトヨタの非保有で市場を下回る可能性が少なく、一方で今後当社が得意な成長株や個別銘柄で市場を上回る要素が強いことを考えると、トヨタのウエイトを市場平均並みにしておくのは有効な運用戦略であると考えています

ひふみのあゆみより

銘柄紹介で感じた疑問について、丁寧に説明していただいています。
藤野さんらしさが出ているなと感じているところです。
どこが?と聞かれると説明が難しいですが、設定当初からセミナーなどで話を聞いていて、頷いていた感覚が重なります。

運用メンバーからのメッセージ

今月のトピックは、仕事の質を上げてくれる便利グッズ(機能)または生活を潤してくれる癒しのアイテムです。

いろいろな癒しを持っていたり道具に頼るなど、それぞれが個性的ですね。

では。

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