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気になる投稿~森林環境と再生可能エネルギー~

再生可能エネルギーは上手に活用出来たらいいと思うのですが、旅先で見る風景の視野内に、いかにも森林を伐採して太陽光発電のパネルを設置した様子を目にして、悲しい気持ちになります。

我が国は温室効果ガスの排出量を削減するために、再生可能エネルギーの占める割合を国策として増加させてきた。再生可能エネルギーの代表的なものとしては、太陽光発電である。政府は賦課金制度によって、太陽光発電設備の設置を増やしてきた。しかし太陽光発電設備の約20%が土砂災害リスクの高い所に立地していることが判明した。すなわち土砂災害特別警戒区域、土砂災害危険箇所、急傾斜地崩壊危険区域、地すべり防止区域のいずれかに立地している太陽光発電設備は1658箇所(2022年10月時点;2023.7.18日本経済新聞朝刊)にのぼる。平地が国土の約30%しかない我が国では、太陽光発電設備が危険な斜面にも安全対策をせずに設置されていることは大きな問題である。

公益社団法人土木学会【公式note】より

太陽光発電は、広い敷地を求めて、土砂災害リスクの高い場所にも設置されています。

景観を損ねるだけではなく、土砂災害リスクが高い立地が約20%もあるとは思っていませんでした。
いい表現だとは思いませんが、一時の流れに乗って太陽光発電はその数を増やした印象があります。

また、斜面などに設置されている太陽光発電設備の多くは、樹木の伐採後に建設され、あるいは既存の太陽光発電設備周辺においては、無届け伐採なども確認されている。

公益社団法人土木学会【公式note】より

また、太陽光発電パネルもいつかは廃棄が必要になります。

太陽光パネルには、パネルの種類によって、鉛、セレン、カドミウムなどの有害物質が含まれており、それぞれ適切な処分方法があります
ところが、含まれる有害物質の情報が廃棄物処理業者に伝わっていないために、適切な処分が行われていないケースが見られます。たとえば、本来は水漏れをふせぐ設備のある「管理型最終処分場」という場所での埋め立てが望ましいのに、そうではない処分場に埋め立てている、といったケースです。

資源エネルギー庁ホームページより

資源エネルギー庁のホームページにも、太陽光パネルの廃棄に関するさまざまな懸念が書かれています。

様々なリスクや懸念事項については、電気を使う我々も知り、考えるべきことだと思います。

もちろん、既存の発電(水力、火力、原子力など)にも、それぞれメリット、デメリットがありますので、それも知ったうえで電気のことを考えなくてはいけませんね。

この投稿を読むことが、いい機会になりました。

では。

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