プロとはイコールビジネスか?
特に日本の場合、お金をもらえてやっとプロということが多い。
しかしお金をもらうこと、ビジネスになることが果たしてイコールでプロなのかということには疑問を抱く。
逆に職人なんかは何年やってもこの道を極めていないという人もいる、自分はプロというにはまだ早いという人もいる。
それほどプロというのは曖昧なものだと思う。
先日こんな記事を読んだ。
https://k-daikoku.net/newyork-artist/
この記事ではニューヨークにはプロの芸術家という証明書を発行してることを紹介している。
このような機関があればそこに認められた人がプロと言えるだろう。
他にもプロ野球やプロレスラーなどはプロがついて1つの言葉になってるので、これらもわかりやすい境界線かもしれない。
しかし他のものに関してはプロの境界線はとても曖昧だ。
例えばweb関係の仕事をしているからプロと名乗っていたとしよう。
しかし知識や技術のレベルならば世界的なハッカーの方が上だろう。
そこで、ハッカーはお金をもらってないからプロではないのか?
となると違和感を覚える。
そこに対しては
プロはクライアントの要望に応えるものだ!
他人に迷惑をかけないことだ!
と言うかもしれないが、それはあくまでwebというよりは会社の運営や営業の話であって、web関係の技術ではない。
あくまで技術レベルだけを見るならハッカーの方がプロと言えるレベルの技術を持っている。
では仮に、プロとは人から求められるものを作ることだとしよう。
芸術家はどうだろうか?人から求められるものを作る人もいるが、自分の作りたいものを作って評価されている人もいる。
お金をもらえばプロというのはとても危険な言葉でもある。
気持ち程度の謝礼をもらってプロだと勘違いする場合もある。
このご時世、ココナラなどのスキルを売るアプリもあるわけで、お金を貰えばプロならそこにいる人がみんなプロということになる。
つまりプロとはイコールビジネスではないというのが僕なりの見解だ。
また、プロに関して細かいルールも必要はないと思っている。
プロならこうするべき
という言葉をよく聞くが、誰かのなぞったプロを正解としてプロを掲げるのは僕は違うと思う。
プロはこうしなきゃいけない
これは上記で書いたようなweb技術か営業かの話と同じだ。
例えばプロのピアニストに対して、プロならお客様への愛想や対応もちゃんとしなきゃ。
という言葉があるとしたらそれは違うと思う。
プロのピアニストならばピアノを弾くことだけで良いはず。対応や愛想はピアノとは関係のないことだ。
ではプロの定義とはなんなのか?
それは僕にもわからない。
ただ、自分をプロだと豪語する人程プロを感じない。
謙虚な人ほどプロを感じる。
結局プロというのはとても曖昧なものだ。
そんな言葉に振り回される方が僕からしたらプロに思えない。
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