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【料理本のはなし】藤井弁当 お弁当はワンパターンでいい! / 藤井恵

お弁当は
ワンパターンでいい。
使うのは
卵焼き器だけ

藤井弁当 お弁当はワンパターンでいい

藤井恵さんと言えば
今や押しも押されぬ大人気料理家の1人(だとねもやんは思っている)。

管理栄養士でもあって、
お子さんがいらっしゃることも有名(だとねもやんは思っている)。

そんな藤井さんが、
忙しい中で、15年間弁当を作り続けた結果編み出したのが
この藤井弁当で、
その考え方と、作り方の手順、レパートリーを
余すところなく紹介しているのがこちらの本。

藤井弁当 とは、弁当は

  • ご飯

  • 肉の主菜1品

  • 茹でた野菜の副菜1品

  • 卵焼き

のワンパターンで、しかも卵焼き器だけで作りましょう!
というお弁当づくりの提案です。

だって、弁当は "作り続けていくこと" がなによりも大事なんだから
と、 藤井さんは本書の中で綴っています。

必要最低限な調理道具(卵焼き器)で、
毎日同じ手順・流れに沿って(徹底的にワンパターンで)
作り続けていくことで、
歯磨きのような日課になり、
体が弁当作りを覚えられる。

その具体的な手順と数々のおかずが紹介されている本です。

いやー、この本を読んで、
ねもやんは目からウロコが落ちまくりましたよ。

この本、ただの弁当レシピ本ではないです。

毎日毎日お弁当の中身を考えて作り続けていくのって、
心身ともにしんどい。時間的にも大変。

そんな現代社会における人類普遍的な課題を
解決するための提案書であり、
その提案を実現するための
具体的な手順書でもある(と勝手にねもやんが思っている)。
それがこの本です。

あとこの内容、
藤井さんが15年間弁当を作り続けた上で出した結論でもあるので、
すごく説得力があるんですよね。


なによりもこの本、
ねもやんの日常生活を変えてくれました。

というのもワタクシ、
以前は続けることが出来なかったんですよ。
お弁当づくり。

色々と試行錯誤はしてみました。
作り置きをつくったり、
弁当冷凍するなんてこともしたし、
いろんな弁当箱やスープジャーを試してみたり、
弁当本を買ってマネしてみたりと
それこそいろんな工夫をしてみました。

それでも続かなかった。

手をかけると面倒くさくて続かない。
手をかけなかったり、作り置きだと
おいしくなくて続かない。

正直、弁当作りは諦めてました。
別に弁当作りが必須なわけではなかったし。

続けられたら家計にもやさしいから嬉しいな〜
でも、無理だよな〜
ってかなり長い間思っていました。

そんなねもやんだったのですが、
この本の藤井さんからの

毎日のお弁当は徹底的にワンパターンでいい、
ワンパターンがいい

というメッセージを受け取ることで
自分にとっておいしいと思える弁当を
無理なく続けられるようになりました。

今考えると、
いろんな工夫を頑張ってしていたことが
逆に弁当作りを遠ざけていた気すらします。

本当に、弁当はワンパターンでいい。

いやー、人のアクションを変えるのできる
メッセージって本当にすごいし、
この本は弁当作りにハードルを感じている
多くの人の日常を変える素晴らしい本だと思うんですよ。
心から。

あ、ちなみにねもやんは、
藤井さんの提案やレシピを
そのまま採用しているわけではありません。

自分にとっておいしくラクに楽しく続けていける弁当となるように
徹底的に自分なりのワンパターンな手順に落とし込んで
弁当を作っています。

藤井さんの藤井弁当に込められたメッセージを受け取って、
今後もねもやんは 
ねもやん弁当 
を作っていくのだろうな、
作っていけるだろうな、
と思っています。


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