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お前の年収、俺の所得税じゃん。①

僕が就職するまでの話を書く。

学生時代の僕と同じような、「就活のやる気がわかない、やりたい事がわからん」という人の参考程度にはなるかもしれない。
ただ、これこれこうしたから受かった、みたいなノウハウはないからそういうのを求めている人はマイナビを見て欲しい。だらだら会社を決めるまでの経緯を書いていくだけだから、許してほしい。

まあまあ長くなりそうなので、2回にわけて書く。タイトルについてはご理解いただけるよう、次回説明します。

志望動機がない

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学生自体、僕は一応研究をしていたので、とりあえず研究分野に関係するところを受けるか、という程度の気持ちで就活に望んでいた。今ではほぼ就活生の常識になっているインターンや就活イベントなどなどにも足を運ばず、ノリで同期と同じ会社を受ける、といった程度には就職活動に不真面目だった。
まあとにかく、やりたい仕事がなかった。働きたくなかった。

しかし幸か不幸か、僕は最初に書いた研究分野と同じ業界の会社から内定をもらうことができた。ニッチな業界だったから受ける人間の数も少なかったのかもしれない。この会社は内定が出るのが非常に早く、経団連が定めている就活解禁日よりも前に内定をくれた。

そのおかげで、いよいよ就活に対してやる気を失う。

「就活?余裕やんw」
就活に苦労するまわりを眺め、早々に内定を持っている者として高みの見物を決め込んでいた。


大企業に内定する同期たち

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そんな風に余裕をぶっこいていたが、しばらくすると有名企業から内定をもらったという同期の話を次々に耳にするようになる。
無能だがプライドだけ高い僕は、なぜかそれが気に入らなかった。

「ぼくも有名企業から内定がほしい!」

隣の芝は青かった。働きたいとかそういう感情ではない、見栄として誰もが知る会社の内定が欲しい。僕が内定をもらっていた会社はホワイトでいい会社だと評判だったが、有名かどうかで言うとそうでもなかった。
しかしこの時すでに就活解禁後であり、就活戦線は中盤戦だった。


就活の実情として、有名企業はだいたい就活解禁前のインターン時点から事実上選考を行っていて、解禁後もインターン生専用選考ルートなるものが当然のように存在している。もちろんインターンに参加していなくても応募ができるチャンスはあるが、そこで受かることができるのは海外留学自己研鑽マンかインターハイ出場圧倒的健常者のみ、という修羅の道なのだ。

まあ、別にやりたい仕事なわけじゃないし諦めるか...と、そんな僕の目に止まったのが、弊社だった。


弊社との出会い

弊社のことは前々から知っていた。一般社会で誰もが知っているというほど有名というわけでもないが、「激務のヤバい会社」としてSNSや2ちゃんねるでときどきネタにされていたので、ネット民の間ではまあまあの知名度だった。

このときも同じように、まとめサイトで会社の名前を見かけたのがきっかけだった。仮にも就活生だったから、この会社がどんな就活サイトなのか見てやろうぐらいの気持ちでググった。

そうしたらエントリーシートが必要ないというし、特にインターンとかもやっていないようだった。なるほどそれならと、腕試し、話のネタ作り、そして少しだけの期待。そんな気持ちで受けることにした。その好奇心が、今日までつづく社畜生活の原因であることは言うまでもない。



そんなこんなで、選考が始まった。

続きはまた次回。

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