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内田百閒『私の「漱石」と「龍之介」』
内田百閒が師である夏目漱石と同門の芥川龍之介について語った随筆がまとめられた本です。
大半が漱石との思い出であり、早くから百閒の文才を評価して気にかけてくれていた芥川とのことは46話中8話だけでも彼への思いもしっかりある。
そりゃ、百閒は漱石を偏愛に近く崇拝しているのだからそこは仕方ないのです。
そんな逸話もふんだんで、これは師と友である二人の大文豪への愛に溢れた一冊です。
内田魯庵から漱石へ贈られたオノトの万年筆は、漱石死後に百閒の手に渡っていたのをこれで知りました(背広だけじゃなかったのね)。
内田百閒『私の「漱石」と「龍之介」』 (ちくま文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4480027653/ref=cm_sw_r_em_apa_fabc_kZYZFbHFB2EXJ?_encoding=UTF8&psc=1
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