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Masanao Kata
2023年12月19日 19:45
「異彩」異才の奇祭は胡散臭い委細は一切言い出さないまま雲散霧消な韜晦術でまくのは煙かそれとも餌か倒壊する論理には追い付けないがそれでも偉才と褒め称えられ叩いて消えることさえないただ居るだけでも様になるので冴えない無様な成りでも神々しい嘘と誠が混合し インサイドで競り合って玉虫色の魂の妖しい彩りは雄鶏のアシメントリー色とりどりの折々のまとまりは始まりで終わりつまりはあとの
2023年12月1日 20:50
「白銀の月」帰り道の夜空を見上げるとぼうっと冷たく光る月が滲むあの気高く遠い世界なら邪な迷いも凍てついてすべてはお前の想いひとつだそう突き放される気がしたら胸が締まったMasanao Kata©️ 2023Anywhere Zero Publication©️ 2023
2023年12月1日 20:30
「紙で切った」血も出ない指先の傷口は確かにぱっくり薄く切れていた景色が変わった違和感のような些細な痛みからやがて来訪する刺激に覚えが始まる涙も出ない心の無慈悲さは体との蟠りMasanao Kata©️ 2023Anywhere Zero Publication©️ 2023
2023年12月1日 20:28
「呼吸」息を吸うこの部屋には一人息遣いに耳を澄ませばその音を吸い込んで部屋の中は二人分Masanao Kata©️ 2023Anywhere Zero Publication©️ 2023
2023年12月1日 20:22
「浮遊」傘を差せば宙に浮くような世界では誰しも四角い丘に佇んで冷たい夕日が沈むのを待っているこの世界は白々しい白夜は琥珀色をまとった白昼夢かMasanao Kata©️ 2023Anywhere Zero Publication©️ 2023
2023年12月1日 20:18
「本を読む」人間がこれまで本を読んで来たその姿の美しさを知った幻想に迷い込む真剣な眼差し知性が洗練される渦巻く瞬間を垣間見て人が龍になるその時だと知るMasanao Kata©️ 2023Anywhere Zero Publication©️ 2023