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甘えた分だけ価値観を洗い直してみる

これは書くのも恥ずかしい話なのだけど、昨日は積み重なった仕事に割れそうなくらいの頭痛が止まらず、電車の中で泣きながら帰った。彼の家に着くなり、涙が止まらずただただ「死にたい……」という思考が脳内に渦巻いていた。

かろうじてお風呂に入ったが、それ以上何もする気がおきず「歯を磨いてほしい」とぶっ飛んだお願いをすると、「はいはい」と言いながら歯を磨いてくれた。まさか本当にしてくれるとは思ってもいなかったので、その行動にどれだけ天使なんだよ、と心の中でまた泣いた。

その後、ぶっ通しで朝まで眠りこけたら60パーセントほど体力が回復し、「あ、生きてるわ」と実感する。

そういえば、新卒で就職した会社の時も同じようなことがあった。あの日も今と同じくらい暑さのひどい夏だった気がする。

どう心を切り替えようとしても「死にたい」という感情から抜け出せず、ボロボロと泣きながら母に電話すると、母から「明日山口に帰って来なさい」と言われた。

すぐに新幹線のチケットを購入して、次の日は有休をとった。

実家でぼーっとしていると、肉が好きでしょ?とクリスマスに出てくるような鳥の丸焼きを母が作ってくれた。久々の母の料理はたまらなく美味しかったし、ストレスで口内炎ができまくっていた口の中が次の日には綺麗さっぱり治っていたのには驚いた。

その何ヶ月か後には退職したが、今でもその選択は正しかったと思っている。

行動に移す移さないは別として、「死にたい」という言葉が頭の中を渦巻き始めるのは、一種の警告アラートなのかもしれない。自分が何を価値として置いているかを洗い出すタイミングの。

働く上でも、生きていく上でも、自分の中の価値観は刻一刻と移り変わっている。この変化を無視して現状維持を続けてしまうと、どんどん苦しくなってしまうのかもしれない。

心許している人に思いっきり甘やかしてもらえたらなんとか生きていける。だけど、甘やかしてもらったあとはまた自分の足で動くしかない。

大変な作業かもしれないけど、価値観を洗い直すこと、そして自分が「いい」と思った方向へ進む勇気を持っていきたい。


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