自分を癒すために書いたこと
頭痛がひどい。
前ほど鎮痛剤を飲むことをしなくなったので
ひたすら耐えている。
親が厳しかったせいか
常にストレスを抱えていた幼少期だった。
頭痛も胃痛も早くから経験していた。
体調が悪くても
「大丈夫でしょ。がんばれ。」の一言で
我慢しなければならない。
学校も休んではいけない。
休んだとしてもずっと嫌味を言われ続ける。
テストでいい点が取れなければ叩かれる。
なかなかのスパルタ教育だった。
幼稚園から高校まで
いじめられっ子だった。
自分でもどうしたらいいか
わからなかった。
何故嫌われるのか。嫌がらせを受けるのか。
両親はこの出来事を知っていた。
どう思っていたかは知らない。
ある夜、夜中にふと目が覚めた。
両親が話している。
私が嫌がらせを受けていることについて
話していた。
母親の声に少し聞き耳を立てる。
「あの子絶対私の子じゃない。」
小学1年生くらいだっただろうか。
雷が落ちたかのような衝撃だった。
私はあなたの子じゃないの?
嫌がらせを受けている子は
うちの子じゃないの?
驚きと悲しさで涙が出た。
リビングと寝室が近かった為、
私のすすり泣きが聞こえたのか母親がドアを開けた。
「あ、起きてたんだ。」
否定するわけでもない。
謝るわけでもない。
ただひとつだけ理解したのは
『自分はいらない子』だということだけ。
こんな何十年と経っても
今でも意識をしないと
自己肯定感は薄れるし
かまってちゃん思考になってしまう。
頭痛が起きると思い出す。
ただ最後に書いておきたい。
両親にはちゃんと感謝はしている。
恨みなど微塵もない。
タイトルの通り、
出来事を受け入れて、許して、
自分を癒すために書いている。
みめ
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