ゼロイチをつくるには
クリエイターって、なんだか響きがいいけど
クリエイティブって、直訳すると
創造ってことでしょ
ほんとに創造的な人はどれだけいるのだろう
音楽を生み出す人、絵を描く人
物語りを描く人、彫刻やデザインを作る人
石積み職人の話は、教会を設計する人と
石を積む職人は別々ですよね
同じ人がやってたら、効率悪いです
設計と作業は違う仕事
作業を担う人の方が圧倒的に多いわけで
設計をする人は、頭の中に描いて紙に表す
作業する人は、紙に表したものに従って手を動かす
中には、口だけ動かして手を動かさない人もいますけど
考えるのが苦手な人と、手を動かすのが苦手な人
どちらかというと、考えるのが苦手な人の方が多いのでしょうか
考えるって、疑問から始まる
あるいは、好奇心から始まる
疑問や好奇心は、幼稚な頭の働きとして相手にされない
効率よく手を動かす人が、重宝される
疑問や好奇心は、お金に結びつきにくい、バカにされる
手を動かす人は、労働としてお金に変わる
だから、人間はあまり考えなくなる
クリエイティブとは、2を3に積み上げることじゃなくて
どちらかといえば、0から1を作る人のイメージ
ゼロイチという仕事も、本当はよくよく考えてみると
組み合わせで、新しいもののように感じてるだけで、ゼロからイチを
生み出してるわけじゃない
組み合わせが意外なものだったりして
組み合わせの材料は、特別なものではなく、ごく普通にあるもの
思いついても、口にしてなかったり、思いもよらぬバカバカしいもの
だったりして、誰も相手にしないようなひらめきだったり
具体的にそれを書いてみたり、弾いてみたり、作ってみたりして
無駄とも言える そんなところからクリエイティブは始まる
開発、計画、デザイン、音楽もみんな、無駄かもしれない
遊び的な発想から生まれる
真面目で、遊び的な感覚を閉じ込めるような人には、
クリエイティブになろうとしても、真面目さが邪魔をするんだな