RADWIMPSをフェアな目で見られない
RADWIMPSが新作「FOREVER DAZE」とツアーを発表した。
6回も観た映画の挿入歌『グランドエスケープ』が入っていたり、コロナ禍を暗示しているような曲があったりと割と面白かった。しかし、どうしても以前のようにフェアな姿勢でこの作品を聴くことができない。
スキャンダル
というのは、コロナ禍を通して(ボーカルの)野田洋次郎さんがたびたびtwitterで発言したことや、彼が自粛要請を守らず誕生日パーティーを開いたことなどが頭のなかにちらついてしまう。
最近はギターの桑原彰さんの不倫が報道されていた。いま彼は活動自粛しているらしい。
そういう情報を忘れてピュアに作品だけを聴こうと集中してみたのだけれど、アルバムのうち2曲目の途中で再生を停止してしまった。
作品と作者を分けて考えられますか
作品と作者は別だ、という意見もあるし、それもわかる。
ただ私は、少なくともRADWIMPSに関しては、作品と作者を分けて考えられない。(おなじ理由でジャスティンビーバーの曲をピュアに楽しむこともできない)
さすがに「活動休止しろよ」とまでは思わない。しかし『君の名は。』や『天気の子』のサウンドトラックを聴いていた頃の気持ちに、どうしても戻ることができないのだ。
私の目が曇っているせいだというのも承知している。でも新作にかんしては、その前のアルバムの時みたいに両手離しで最後までスカっと聴けなかった。
来年はどう見えるのだろう
ところで『前前前世』から彼らを知った人にとってRADWIMPSは3人組なのかもしれないが、私にとって彼らは4人組である。
デビューアルバムが出た当時はバンプオブチキンのパクリやんか、とか言われていた。私にはむしろradioheadのように聞こえた。私なんかは、RADWIMPSというバンド名がそもそもradioheadと同じ頭文字にしているのだと思っていたくらいだ。特にボーカルがトムヨークっぽいというか、さらにその元ネタにあたるスティーナ・ノルデンスタムっぽい。
あの頃はよかった...なんていうつもりはない。明らかに最近のアルバムのふがクオリティも高いと思う。思うんだけど.........
新作をひっさげたツアーは2人で行うのだろうか。とても寂しい。