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職場にすっかり洗脳されちゃった元新卒たち②

私が研修していたころはもっとニュートラルだった新人たちも、今ではすっかり職場の思想に洗脳されている、という話を以前の記事で書いた。

じゃあ洗脳されないためにはどうすればいいか。それをこの記事で書く。

今回はあくまで「職場の思想に」洗脳されない方法だ。

他部署の人とつながりを持つ

まず他部署の人たちとつながりを持って、できれば世間話ができるような間柄になる。

新人にとってこれは難しいかもしれないが、ふうつに他部署の人たちとかかわったときに雑談するか、もしくはクラブ活動などの機会をつうじてつながりを作ろう。

飲み会でコネを作るのもまあアリっちゃあアリなのだが、連絡先を交換した後からは、酒のない場所で会話したほうがいい。

ここで重要なのは、偉い人に気に入られるためのコネクションではなく、自分と違う部署、現場で仕事している人と連絡を取ることだ。

というのも、あまりに偉い人とつながっても、会話のキッカケがまるで無いため、たとえばLINE IDを教えてもらったところでこっちから何か言う機会がない。

私がつくったつながり

私の場合は1年目から、本社の納会に参加して他部署の人たちと連絡先を交換した。

その後、それらの方々と英会話サークルを立ち上げた。実をいうとこのサークルはほとんどまともに活動しておらず、ほぼ日本語で世間話をするだけの場になっていたのだが、それが功を奏した。

サークルには採用担当の方もいて、新卒の人や中途採用の人についての話も聞けた。新卒の人たちは「年々、静かになっていってる」らしい。

また、社内報をつくる委員会にも参加した。これにより25年以上のベテランから新卒まで、いろんな役職の人たちと会話することができた。

アルコールはいらない

もしかしたら飲み会の席でコネをつくって重要な話を進めるタイプの人もいるかもしれない。

私はそういう場を避けた。

これは私の持論だが、アルコールが入った状態で大事な話をしても、その話が本当に役立つことはない。

どっちもラリっているからだ。せめて片方はシラフである必要がある。

しかもアルコールによってつながった関係というものは、どうも理性を欠いた関係になってしまう。下手すると、つながりを持つ前よりも病んでしまう。

サービス残業すべき?

そうして色々な人たちとつながりを持つと、たとえば自分の所属している現場だけが変なことをしていると、それが変だと気付くことができる。

たとえば残業時間。今わたしがいる現場では、サービス残業がなかば当たり前になりつつある。

しかし、じつは同じ部署のちがう現場では5分単位で残業時間がきっちり計算されているのだ。もちろん、20分までノーカウントにしている現場もあるのだけれど。

私はそういった実例を持ち出したうえで、直属の上司に残業時間の件について相談する。

パワハラ発言なんかも、ちょっと度が過ぎているなと思ったら本部に報告する。

そのうえで、自分が10割悪い、というのなら謝罪したらいい。あんまりそういうケースは無いけどね。


広い世界を見るのだ

だから、「洗脳される・退社する」の2択ではないよ、と新人たちには言いたい。

もう私の後輩で退社しちゃった人もいるけど...

目に見える範囲の人たちに100%従わなくたって、折り合いをつけて働き続けることは可能だ。

そうして仕事を続けていくうえで、もっといい場所に行けそうだなというチャンスがあれば行けばいい。