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教師をはかる試験

4月から別の学校で教員をやるために、いろんな学校の試験を受けている。

教師が受ける試験は学生のそれとは少し違う。また、そもそも採用時に筆記試験のない学校もある。

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たとえば「○○高校の教員になりたい」として、とりあえず○○高校の赤本が参考になるのかというと、必ずしもそういうわけではない。

その学校の入試のようなものを再利用する場合もあるし、TOEICやTOEFLの過去問を使う場合もある。

前者の場合には多少の対策ができるが、後者の場合は大変だ。たとえば、どんな文法や単語を覚えておけばいいのか、まったくわからない。

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英語で面接をする試験もある。

これに関しては、発音や文法がそれほどていねいでなくても受かる。たいてい複数の試験管がいる。

私が受験した英語の面接では、日本人と外国人の2人だった。

私が「差別を避けるために、英単語の"正解"が変わることがある」という意味のことを語ったとき、日本人の試験管は「差別」という意味の単語を理解していないようだった。英語ではdiscriminationという。

英語の面接については、かなりシンプルな表現だけでもじゅうぶん受かる。

たぶん、沈黙が多ければ落ちるのだろう。

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また、そもそも筆記試験も英語の面接もない学校だって、たくさんある。

その場合がかんたんかというと、そうでもない。英語の表現と、英語を教えるテクニックがうまいのかどうかアピールしないまま相手の信用を勝ち取る必要があるからだ。

スーツの着用すら不要な面接もある。むしろ、私服のバランス観をみられているのだろう。

そういう場合には、面接官がなるべく感動するような過去のエピソードを語ったほうがいいと思う。

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あと何校か受験して、4月からは自分の美学にもっとも沿った学校に行こうと思う。