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なるなら1人で闘うスーパーマンより○○レンジャーになりたい

春から大学院生になり、私はこれまでより"音楽家見習い"としてありがたいことにお仕事をいただくことが増えた。

そんな中で、段々このような考え方が自分の中に入ってきた。

「なんでも自分でできるようにならなきゃ…!」

音楽家の働き方も少しずつ変わってきているらしい昨今、「音楽の演奏だけでなく様々な働き方を自分のワークスタイルに組み込んでいくべきだ」みたいなことがよく言われるようになってきている。

もともと、音楽を仕事にすることへのやる気はめちゃくちゃあるので、これを見た私は「動画編集もできるようにならなきゃ」「DTMもできるようにならなきゃ」などと思ってしまったのである。

心意気は我ながらいいものだと思うのだが、私はどうも「いろんなスキルを身に付けなければならない」という強迫観念や、なかなかそれが実現できない焦燥感にかられ、本業(作曲)も若干行き詰っている中で、それが精神的負担になり、疲れが出てしまった。

そんな中、私は自分を俯瞰してみてあることを思った。

「一人で頑張りすぎて、スーパーマンか何かか私は」

悪者と闘うスーパーマンなどのヒーロー。彼らにもいろんなかたちがあり、一人で闘う者からレンジャーやプリキュアのように複数で闘う者まで様々である。

私の世代は、プリキュア初期?の世代なので、これからどんどん人数が増えていく頃、といった感じである。(小さいころの枕が「ふたりはプリキュア」だった)

私の知る限りでは、最近はほとんど単独のヒーローというのは目にしない。それだけみんなチームで協力して闘っているということなのだろう。

それなのにどうだろう。私はまだ経験が浅いにも関わらず、ひとりで闘おうとしている。

経験がそれなりにある人なら、ひとりでやっていくのもある程度は可能だと思う。その経験の中で、様々にスキルが身についた可能性があるからだ。

しかし、私はまだ経験も少ないため、当面はひとりで無理をせずに、周りにいる人たちと協力して活動していくのがいいと思った。
そのために、人に安心して頼れること、仕事を分担できること、が理想だと考えている。

チームで活動すればすべての問題がなくなるわけではなく、色々人間関係の問題があったり、自分が周りを信頼できるかという問題もある。それを踏まえて人と協力できるようになるために、例えば

  • 作業中に進みが悪かったりしてもどかしくなっても仕事を振った相手を信じる (度を超すようなら催促する)

  • 相手は自分とは異なる人格を持つ他人である以上、自分の思い通りに動かないのは当たり前だと考える

  • 相手にも相手の事情があることを理解する

ことを心がけたいと考えている。

また、必ず常時チームとして動かなくとも、時々自分には手に負えない作業を外注する、という方法も充分有効だと思う。

私は音楽をやっているので特に思うことだが、大きなことをやろうと思ったら必ず誰か他の人の力も必要になると思う。そのようなときにひとりで無理してもしょうがないし、そんなときこそレンジャーのように周りと協力することで、目標の実現へと大きく近づくと思う。

そうはいっても、複数のスキルを持つことを否定はできない。なぜなら、複数のスキルを持っている人は、ひとつしかスキルがない人に比べてより希少価値があるからである。そのおかげで仕事が増えることもありうる。

そこで、スキルを無理なく増やしたい場合は、本業で活動しながらも余裕のあるときに、一つずつスキルを増やしていくといいのではないかと思う。
複数で闘うレンジャーやプリキュアも各々が一つずつの技しかないわけではなく、闘いの過程で進化することによって技が増えていったりする。

ヒーローたちを見習い、私たちもチームで協力すること、自分の価値を上げていくこと、それらをくれぐれも無理なくやっていきたいところだ。



☆「みんなのフォトギャラリー」から画像を使わせていただきました。
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