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#44 会社を辞めて1年経って思うこと

昨年の7/31が最終出勤日だったので、フリーランスになってちょうど1年が経ちました。

フリーランスであっても会社員であっても、性格がガラッと変わるわけではないんだなって思います。(そりゃそうかw) それにフリーだからいいとか会社員だからダメとかいうものでもないんだなって思います。

ですがフリーになったからこそ、自分の人生の「一瞬一瞬」に対する責任が変わってきたと思います。責任というとなんだか重苦しいですが。笑

今までも選択の連続ではあったけれど、会社員として仕事をしていると、決められた道があって最終的に責任を負ってくれる何かが用意されていて、仕事って自分の人生の一部なのに、どこかで他人事でした。

自分が選択権の中心にいない気持ちでいたように思います。

もちろん組織の中にいればそうすることが求められることも多くそのやり方が間違っていたとは思いません。それに組織の中にいても自分のやりたいようにできる人もいるのかもしれません。

フリーになった今は、決めてくれる人や最終的に責任を負ってくれる人/組織がいませんので、責任は全て自分にありますがそのかわり自由です。フリーダム!

結論から言うと、わたしは今の方が好きです!

自発的に仲間をつくろうとすれば寂しいこともありませんし、子育てにも余裕ができました。

たった1年ですがこの1年を振り返ってみて、ここが会社員のころと違うなと思うことをつらつらと書いてみようと思います。

たっくさんありますが一部だけ、大きなところで挙げていきますね。

仕事の幅が広がった。やってみたいことは全部できる!

組織の中にいれば役割が決まっていますよね。

例えば、経理なのに営業するというのは、あんまりないパターンですよね。そうやって業務を分担して個人の能力を集中させることはとても効率のいいことだと思います。

ですが何でもやってみたいタイプのわたしにとっては、「あなたこれだけしてくれたらいいから」というのはかなり窮屈だったんですよね。。

幸い、会社員のころも上司のサポートによって仕事の幅を広げてもらい、少しずつたくさんの経験はさせていただきましたが、フリーランスは桁が違います。。なにより、その裁量権が自分にあります。

「これやってみたい!」と興味があったら何でもできます!!!超自由!

なので、わたしはヨガのインストラクターからはじまり、ホームページ制作してくれた個人事業主様の手伝いをはじめ、Webライター、ライター、出版代行、サイト制作、SNS運用、オンライン秘書などなど・・・と、この1年間、手あたり次第にいろんなことをやってみました!

正直、楽しかったです!

あまりにも手をつけすぎて子育てしながら、家事もしながらなので手一杯で休む暇もなく、「あれ・・・なにしてんやろ。」ってなったことも何度もありましたが、

それは多分あまりにも疲れすぎて何も楽しめなくなったか、心配しすぎてたんだと思います。

いろんなことをやってみることができるフリーランスは、好奇心のある人や、与えられた仕事だけしているのが苦痛っていうタイプの人には向いていると思います。

専門職であってもフリーになれば可能性はどんどん広がります。

「なにがしたいかわからないけど、なんかやってみたい」っていうだけの気持ちで、ほんとうに行き当たりばったりだったわたしでも、人とつながったご縁を大切にしていたら1年経った今なんとか生計を立てています。まだ収入の波はありますけどね…貯金しててよかったです。

自分の土俵をクリエイト

重複しますが、会社員のときは“会社から仕事を振り分けてもらう”ので、あ〜あやりたくないなぁ・・・って思う部分もあったけど、フリーランスになったらそこを選べるようになります。

正直、「これが将来何になるんだろう?」って思うこともたくさんあるんですけど、行動に移さなければ学びや成長はありません。

行動してみると必ずフィードバックという学びがあり、全て自分に返ってきます。でも、やるかやらないかの選択権も100%自分にあります。

今までは誰かが与えてくれた土俵の中で、自分を鍛えてみたり、土に慣れてみたり、他の人の土俵で相撲を取ってみたりしていましたが、今は完全に自分で土俵を作らなきゃいけなくなりました。

設計図からつくっていって、どんな土俵にしていくのか、土を運んで、そこでどんな相撲を取っていくのか考えて、たまに人に手伝ってもらったり、他人の土俵を観察したり、他人の土俵に上がってみたり。

相撲の例えわかりにくいかもしれませんが。笑

要するに自分でクリエイトしていく根気強さと、決断力と、行動力が、少しばかり鍛えられたかなと思います。

(よくめげそうになってますけど笑)

与えられた土俵で相撲をとるよりも、自分がつくった土俵で相撲をとるほうが、それはそれは快適で、返ってくるものも大きいです。

ふりかえってみると、お金はあとからついてくるので、最初はお金にならなくても経験をつめていればOKでした。

もちろん与えてもらえる土俵(組織の役割)に感謝して、そこで一生懸命に相撲をとるのもとても凄いことだと思います!私の場合は、その方が根気がいることでした。

中庸を目指すバランス感覚を養えた。


自分でやるということは、進むも自由、進まないも自由。

そうなると、がむしゃらに進んでしまう時もあったし、止まったまま動けなくなることもありました。

自分の体が疲れていることや、不調を無視してつっ走った結果、寝込んでしまうこともありました。

どれくらいが自分のキャパなのか?
どういうバランスでいけばいいペースで進めるか?
どんな反応が出たら休むべきか?
どんな不調が出たらどういう対処をするか?

陰にも陽にも偏らず、中庸(いいかんじの真ん中)を目指すというのは、ビジネスもヨガも同じ(!)で、ヨガで学んだことはビジネスにもいかせたかもしれません。すごいなーヨガ。

自分のたずなを引くことが少しずつうまくなってきたような気がします。かと言えばつまずいたりして、そうやって生きていくんですね。笑

自分の本音で生きる練習


自分の行くべき道と違うことをすると、まるでうまくいかない。

でも道を見失ってしまう。そこで迷った時に決めるのも、もちろん自分。

自分が行くべき道と違うのか?はたまた、本気すぎるあまり失敗することが怖くて進めないのか?どちらなのかわからなくて何度も立ち止まりました。

そんなとき、原因が意外なところにあったりしました。たとえばわたしの場合は、夫が体調不良になったこと。

自分は自分でできることをしようと思ってはいましたが、夫が働けなくなった時を想像して「早く稼がなければ」と思うがあまり、最短距離でお金にならないことはやめようとしてました。つまりヨガインストラクターです。

好きだけどあきらめないと家族を養えないって無意識に思っていました。

そんな時に思っていたのは、わたしは努力や頑張りで苦手を克服してきたタイプだから、もしかしたらヨガがスムーズにいかないことだから執着してるだけなのではないか?違うのにがんばって乗り越えようとしちゃってない?って何度も自分に問いかけました。

アクセルかけながらブレーキ踏んでいて、しんどかったです。

それでも、ヨガインストラクターにこだわる理由を自問自答したときに、「ココロの不調をカラダからアプローチすることで楽になった自分の経験や、考えすぎる繊細な人には脳を休めるヨガは最適なんだ」と思い至り、

「忙しい女性たちにこそヨガをして自分と向き合う時間をとってほしい」と思ったことを思い出しました。

「ちょっと話をすることで気持ちがほぐれることもあるので、そんな場所をつくりたいと思ったんだった」と初心にかえることができました。

そう、この初心を言葉にして記録しておくのはとても大切です。

とはいえ自分の収入源を確保し、安心安全の土台は絶対に必要。

なのでヨガインストラクターを続けるためにも収入の柱をいくつか持っておこう、家族のためだけでなく自分のためにもそうしようと、ヨガ以外の仕事もしています。もちろん嫌な仕事はしないようにしています。だってそれは自分にとって「違うこと」だから。

「違うこと」はしない。

これはフリーランスになったときに決めていたことなんです。

働き方の見直し

子どもに対して余裕をもてるようになったというのも大きかったです。

朝「急いでぇぇぇぇ!」と言うことも少なくなりました。ちょっと遅くなっても「まぁいいか」と思えるし、このあいだまでコロ*が園で発生したら即お迎え要請だったので、そういうのに対応できたのもよかったです。

一日の中で、午前中だけ働くとか、ヨガをする時間をとるとか、今日は休みたいなと思ったらセーブすることもできるので、いい働き方だと思います。

働く時間は半分以下になりました。「これくらいが人間らしくていいわ~」なんて思います。笑

自分と家族と仕事のバランスを取る。
やりたいことと、できることのバランスを取っていく。

なかなか一筋縄ではいきませんが、1年やってみると「やっていて楽しいな」と思える余裕が出来てきたように感じます。

振り返ると、最初はなかなか数字に表れず、今が何につながっているのかわからなくてつらかったり。(今もありますが)

でも、壁にぶつかって、泣いて、苦しんで、もがいて、乗り超えて、「できた!」っていう経験って、おそらく会社にいたらできなかったと思います。

そんな感じの1年間でした。

一番大きかったのは仲間の存在。

フリーランスは孤独です。

仲間を見つけるためにコミュニティに入ったり、コーチを探したり。ここは投資と思ってお金をかけました。

お金をかければかけるほどいい仲間に出会えます。そういうふうにできている。お金って不思議ですね。

気になる人にはどんどん自分から声をかけていきました。

そうやってできたご縁はなによりの宝物です。

もしご自身の人生に迷っている人がいれば少しでも参考になりますように。

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