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#25 親友が10年前に教えてくれた「できることがあることは当たり前ではない」の意味
あれは、20代前半のころ。
一人暮らしにも慣れてきて、学校もつまんなくて
「バイトも学校も面倒だなー--!」
というような内容の愚痴をこぼした時だったと思う。
その横で、親友がボソッと言った。
「できることがあるのって、当たり前ではないよ」
その時、「え、どゆこと?」って思った。
その言葉に猛烈に惹きつけられたんだけど、実は全く意味がわからなかった。
その友人は、わたしが精神的にしんどい時に、ずっと前向きな言葉をシャワーのように浴びせながら、そばにいてくれた人。
たぶん苦労して生きてきたんだと思うんだけど、どこか達観していて、年齢のわりに名言も多かった。
「できることがあるのって、当たり前ではないよ」
今でも、事あるごとに思い出す言葉。
そのセリフには「与えられた役割に感謝しなさい」というニュアンスを含んでいて、当時のわたしの人生経験では全く理解できなかった。
それまでのわたしの人生をたどってみると、
学校に行くこと、勉強をすること、バイトで頼まれた仕事をすること・・・
全て誰かから与えられた役割であって、面倒だけどやらなければならないことだった。
「わたしの役割」=「義務」=「Have to」だった。
会社員になってからも、度々その言葉を思い返すことがあったけど、やっぱりまだ腑に落ちてなかった。
独立した今になってやっとわかった。
「できることがあるのは当たり前じゃない」ってこと(まんまや(笑))
知恵、知識、忍耐力、能力・・・
誰でもユニークな何かを持っている。
けれど、それは決して当たり前ではない。
うまれた国、育った環境、親、友人・・・
そういう条件で変わってくる。
もしかしたら誰かが喉から手が出るくらいほしかったものかもしれない。
自分に与えられた「できること」。
それで、誰かが喜んでくれる限り、目の前の仕事をやり続ける。
それが終わりを迎えたら、次に進む。
「働く」というのは、誰かをちょっとでも幸せにすること。
今日もその親友の言葉を胸に抱きながら、わたしは働いている。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。この連載は100記事まで書き溜めて出版することを目指して書いています。レペゼン地球みたいに2週間で断念しないことを祈ってくださる方はスキをいただけると嬉しいです♡ わたしもスキ♡
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