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何もやる気が出ない時のやる気の出し方 ※簡単!


『何もやる気が出ない』

 多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか?やらなきゃいけないと分かっていながら、やらないまま先延ばしにしてしまう。そして、最終的に何もできなかった結果、自分を責めてしまう。そんなことを何回も繰り返して、気分が落ち込んでしまう。

そんな時に簡単にやる気を出す方法があります。

 それは『何もしなくてもよい』という思考を持つことです。やる気を出す方法なのに、『何もしなくてもよい』とはどういうこと?と疑問を持ったかもしれませんが、この思考が重要である理由を以下に述べています。

『何もしていない状態』を数字に例えるなら0で表します。つまり、0の状態でもよい=何もしていない状態でもよいという思考です。この思考をすることで、何もしていない状態の自分も認められるようになるので、自分を責めることが無くなります。だって、そもそも何もしてなくても良いんだから。

 では、『何もしていない状態』が許されるならば、もしあなたが行動(家事や勉強など何でもよい)を起こしたらどうなるでしょうか?

 正解は、『とても偉いことをした!』です(他の言葉でも良いですが、分かりやすくこの言葉にしました)。そもそも何もしなくてよかったにも関わらず、+αで価値のある行動を行っています。言い換えると、あなたは何もしなくてもよい立場にいるので、何か少しでも行動するだけで、褒められるべき行動をしたことになります。なので、普段している家事や勉強、仕事などはすべてとても偉いことで、あなたはもっと褒められてよいのです。

 ただ、『そんな事では誰も褒めてはくれない。』と考える人もいるでしょう。そんな時に必要なのが、自己承認です。つまり、何もしなくてもよいのに、行動できた自分を自分で褒めるのです。『何もしなくてもよいのに、家事をやっている自分は偉い!』や『何もしなくてもよいのに、勉強を5分だけでもやった自分は偉い!』と自分を褒めましょう。少し照れくさいかもしれませんが、自分で自分を褒めること(自己承認)は生きる上で非常に重要なことなので(その理由は長くなりそうなので、別の記事で書くことにします。)、ぜひ実践してみましょう。

 自分を褒めることで、自然と勇気が湧いてくるのが実感できると思います。少しでも行動を起こせば、それが報酬になるので、次第に行動を起こすことにやる気が出てくるようになります。少し詳しく言うと、脳の報酬系ドーパミンが自己承認をする(自分を褒める)ことによって分泌されるようになります。

ドーパミンとは脳の快楽物質で、物を買った時や褒められた時、運動をした時などに分泌します。つまり、その時の気持ちいいという感覚の正体は、ドーパミンという快楽物質だったのです。

 また、人の脳は気持ちいいと感じたことを再度やりたくなるようにできているので、自己承認することで行動に移すことが好きになってくるはずです。

 このように脳科学の観点からも『自己承認』は有効な方法と言えます。

話をまとめると、

①『何もしなくてもよい』という思考を持ちましょう →『何かしなければ!』という心理的なプレッシャーがなくなるので、スムーズに行動を起こしやすくなります。

②何もしていないことを許しましょう→自分を責めずに済むので自己肯定感が低下しなくなります。

③もし、少しでも行動できれば、0から価値を生み出したと考えて自分を褒めましょう→元々何もしなくてよかったのに、少しでも行動できたあなたは素晴らしいです!

④自己承認で、ドーパミンが分泌され行動に移せる自分になります!→行動を起こすことが報酬になる(楽しくなる)はずです。

 それでは『何もしなくてもよい』という思考、ぜひ試してみてください。『何かやらないといけないのに』と思い詰めてしまった時には、『そもそも何もしなくても良いんだ』と考えることで心がすっと軽くなり、すんなりと行動に移せるようになると思います。そして、もし行動に移せたならば、0から価値を生み出したことになると考えて行動に移すことを楽しみましょう。実際に行動に移すことができた時には、ぜひ『少しでも行動できた自分は偉い!』と自分を褒めてあげてください。

 ただし、もし行動に移せなかったとしても、自分を決して責めないでください。そもそも『何もしなくてもよかった』のです。

あなたはあなたのままでいいのです。

寺尾誠弘


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