楽しい体操インストラクター/体操アーティスト・みちお先生

要介護高齢者体操講師、幼児体育指導者、クオリティ・オブ・ライフ・ラボラトリ主宰、著書「…

楽しい体操インストラクター/体操アーティスト・みちお先生

要介護高齢者体操講師、幼児体育指導者、クオリティ・オブ・ライフ・ラボラトリ主宰、著書「お年よりにうけるレクリエーション」「幼児にウケる体育とゲーム」ほか約80冊、経験年数35年、講演会多数 ホームページ qollab.online/ 「要介護高齢者」+「体操講師派遣」検索

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楽しい体操インストラクターみちお先生 自己紹介

自己紹介します! さいとう・みちお (齋藤・道雄) 要介護高齢者限定・体操インストラクター。 介護現場にプロインストラクターを派遣。 モットーは「楽しくなければ体操じゃない!」 現場での経験年数 (気づいたら)30年以上。 著書 100冊(たぶんそれぐらい)。 紹介記事 読売新聞、北海道新聞、レクリエ、ほか多数 「みちおせんせいが来るだけで、お年寄りが元気になる」と現場で大人気。 どうして要介護高齢者限定なの?体力、集中力、気力が低下している方々にこそ、運動

    • 運動会の効果的な練習のしかた

      運動会シーズン。 何度も何度も同じことを繰り返して練習する。 できないと注意される。 できないとやり直しさせられる。 当然、こどもたちはあきてきます。 テンションがた落ち。 そこで。 子どもたちがあきずに、テンションアゲアゲでできる練習は? 「本番と同様の環境でする」 つまり、誰かに観てもらう、のです。 ある保育園では、ほかのクラスに頼んで、見せあいっこします。 見てもらえるとうれいしので、当然、がんばります。 「うわ~」 とか、反応があると、やるき急上昇です。

      • 要介護シニアには変化と刺激のある体操を 

        ボクは、シニアの心を刺激するのが大好きです。 目と目を見つめ合ったり。 大きな声を出したり。 変な顔をしたり。 変なポーズをしたり。 ハートマークをつくったり。 かと思えば、急にマジメに体操したり。 こんなふうにして、変化と刺激のある体操をしています。 実は、ボクは、ラジオ体操が好きではありません。 決められたことを、決められたとおりにする。 毎回毎回、同じことを繰り返す。 全員が、きちんとそろっていなければいけない、あの感じ。 それが、どうしても「楽しい」とは思えな

        • ある女性シニアに「ステキ」と言われた体操着

          「先生、赤着て!」 「赤の方がいい!」 ある女性シニアから、ボクに、こんなリクエストがありました。 ボクが体操をすときの服装は、赤いポロシャツに紺のズボンです。 ところがこの日。 ボクは、白いポロシャツを着ていました。 「白」よりも「赤」がいい。 ということです。 こんなリクエストは、はじめてです。 そういうことなら。と、思い切って、チェーンジ! 次の体操では、こう変えてみました。 白のジーパン。 ピンクのワイシャツ。 しかも、ちょっと派手な柄。 はたして、女性シ

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        楽しい体操インストラクターみちお先生 自己紹介

          遊園地みたいに楽しい幼児体育

          東京都北区にある保育園。 体操教室。 3歳児、25人。 室内。 「ゆうえんち!」 子どもたちは、あるものを見てそう叫びました。 子どもたちが見た、「ゆうえんち」とは。 「一本橋」 平均台。(2本) ミニベンチ。(4個) マット(たてに細く丸める)。(1つ) ランダムに並べる。 どれでも自分の好きな一本橋をわたる。 「トンネル」 フラフープをイスに結び付けて固定。 4つ並べてトンネルにする。 二つ折りマットを、三角にして立てる。 2つ並べる。

          なぜ体操に笑いが必要なのか?

          体操に笑いは必要ない。 だって、ラジオ体操しているとき。 笑ってる人なんていませんから。 体操はマジメにきちんとするもの。 そう思っていました。 でも! それは間違いでした。 ボクの仕事は介護現場で体操をします。 マジメにきちんと体操をするとどうなるか。 居眠り。 または、 何もしない。 または、 途中で退席する。 ところが! 笑いがあると、体操をする人が増えるんです! ある体操のとき。 ぼくが「こんにちは!」と言うと、 「・・・」 まさかの

          暑い夏に最適、涼しい体操のしかた

          保育園で幼児体育。 年長組、20人。 体育座りをして待つ子どもたち。 そこへ、マットをかついで行くボク。 マットを両手で持って、 思いっきり、 バットのように振り回す。 すずしーーーーい。 もう一回。 と見せかけておいて。 マットでたたく(マネだけです)。 キャーーーー! 悲鳴とともに、逃げる子どもたち。 今日も楽しい体操でした。

          石灰を使わないで超簡単にラインをひく方法

          東京都北区にある保育園。 園庭が天然芝なので、石灰を使うことができません。 でも、かけっこするときや、 ドッチボールをするときなど、 ラインがどうしても必要です。 そこで、意外な道具が役に立ちます。 それは、マーカー。 丸いお皿を逆さにしたような、カラフルなあれです。 マーカーを並べる。 のではなく、 マーカーを端と端に置く。 たったこれだけ。 使用するマーカーは2個だけ。 こどもたちにはこう言います。 「見えない線があるからね~」 これだけでこども

          暑い日の幼児体育教室の楽しみかた

          東京都北区にある保育園。 体操教室。 4歳児。 暑い! 「靴下脱いだら、並んでー」 横一列に並ぶ。 「10数えたら、冷たいシャワーいきます」 子どもたちの表情が変わる。 「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10」 「元気がないので、ダメ~」 「いー????・・・・」 「バラバラなのでダメ~」 「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10!」 「おしいー」 「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10!!!」 「・・・・」 「・・・・」 「・・・

          なぜ要介護高齢者の体操に笑いが必要なのか?

          体操するときに、笑いはありますか? 「体操をするときに、笑いなんてない」 そうだと思います。 体を動かすのに、笑いはいりませんから。 毎朝、近所の公園でラジオ体操をしています。 みなさん、マジメに、真剣にやってます。 笑ってやってる人なんていません。 体操は、マジメに、真剣にするもの。 笑ってするもんじゃない。 そう思っていました。 でも、それは間違ってました。 体操は、笑って、楽しんでしたほうがいい。 そう確信しています。 どうして、そんな話をするのか。 それ

          なぜ要介護高齢者の体操に笑いが必要なのか?

          ハートマーク体操でドキドキ気分

          ボクは、グーパー体操をするときに、その人の目の前でします。 一人ひとり、全員とします。 10人いたら、10回します。 やり方はこうです。 ①その人の前まで行きます。 ②相手の目をしっかり見ます。 ③グーで握って、パーでハイタッチ(をするマネ)。 ④ニッコリ笑います。 そのグーパー体操がきっかけで、思いがけない出来事が起こります。 それは、ある女性シニアにグーパーしたときのこと。 その人は、なんと・・・。 ハートマーク(♡) グーパーではなく、両手でハートマークを

          なんと体操の最後に「アンコール」

          千葉県千葉市にある介護施設で体操支援をしました。 参加者約30人。 要介護レベル1~4。 グーパー体操。 かんたんな脳トレ。 音楽に合わせて手をたたく。 約50分間。 休みなく体を動かし続けます。 最後に、深呼吸。 おしまい。 「どうもありがとうございました!」 ボクが言うと。 なんと、ある女性シニアが! 「アンコール~」 体操でアンコールなんて。 うれしいです! 体操はライブです。 だから、アンコールもあっていいと思います。 要介護高齢者

          子どもが「またやって!」と言う鬼ごっこ「電子レンジオニ」

          電子レンジオニ。 「やりかた」 ①オニを決める。 ②鬼にタッチされたら、足をひらいて、両手を胸の前でクロスする。(冷凍) ③助けるときは、ふたりで両手をつないで輪をつくり、「チーン!」と言う。 ポイント ・ふたり組にならないと助けられない。 ・氷オニよりレベルが高い。 ・助ける方も、助かられる方も楽しい。 ・ふたりで「チーン!」って言うのが、めちゃくちゃ楽しい。 4歳児でやったら、「楽しい」「またやって」って。 鬼ごっこのメリットは、 走る、見る、よける、気づく、転

          子どもが「またやって!」と言う鬼ごっこ「電子レンジオニ」

          子どもも指導者も楽しい幼児体育教室

          東京都北区にある保育園。 体操教室。 3歳児クラス。 今年一番の暑さ。 バケツに水を入れて。 バケツとシャボン玉を見せて。 どっちがいい? こっちー!(シャボン玉) オッケー。 と言っておいて。 バケツの水をパシャパシャ。 キャーーーー。 ここでシャボン玉の登場。 と思わせておいて、またパシャパシャ。 キャーーーー。 さあ、念願のシャボン玉。 でも、パシャパシャ。 キャーーーー。 今日も楽しい体操でした。 楽しすぎる体操教室 仕事のご依

          子どもに「マナーを守りなさい」と教えるより「自分でよい悪いを考えさせる」質問のしかた

          体操教室。 順番を待つのに、一列に並ぶことがあります。 そんなときに、こんな質問をします。 「あとから来た人はうしろ」 「じゃあ、どうして、あとから来た人は前に並んじゃいけないの?」 子どもたち、一瞬キョトンとします。 多分そんなこと聞かれませんから。 子どもたち、考えます。 で、こたえは・・・。 「いけないから」 なんでそう答えるかのか。 かんたんです。 大人にそう教えられてるから。 「いけない」って。 こんなこたえもあります。 「あとから来た

          子どもに「マナーを守りなさい」と教えるより「自分でよい悪いを考えさせる」質問のしかた

          オニごっこをするときに、ズルをしないように子どもに考えさせる質問のしかた

          オニごっこをするときに。 オニにタッチされたくないから、逃げちゃいけないスペースに逃げてしまう子どもがいます。 「そこはダメ!」 と言えば、かんたんです。 それでおしまい。 でも、こんな言い方で、こどもに考えさせてみます。 ちゃんとルールを守っていて(ズルをしないで)捕まっちゃうのと、 ルールを守らないで(ズルをして)捕まらないの。 どっちがいいと思う。 「そんな言い方じゃわからない」 「いけないことはいけない」とハッキリ言った方がいい。 という人もいま

          オニごっこをするときに、ズルをしないように子どもに考えさせる質問のしかた