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要介護シニアには変化と刺激のある体操を 

ボクは、シニアの心を刺激するのが大好きです。

目と目を見つめ合ったり。
大きな声を出したり。
変な顔をしたり。
変なポーズをしたり。
ハートマークをつくったり。

かと思えば、急にマジメに体操したり。

こんなふうにして、変化と刺激のある体操をしています。


実は、ボクは、ラジオ体操が好きではありません。
決められたことを、決められたとおりにする。
毎回毎回、同じことを繰り返す。
全員が、きちんとそろっていなければいけない、あの感じ。
それが、どうしても「楽しい」とは思えないからです。
とくに、要介護シニアには不向きな感じがします。


ボクが体操をするのは、おもに介護現場です。
対象者は、要介護シニア。
ボクが知る限り「体操をして健康を維持しよう」と思う人はごく少数です。
高齢になると、体を動かすのが億劫になります。


「健康のために体を動かしましょう」と言っても無理です。

たとえ無理矢理に参加してもらっても、途中で、あきてしまったり、居眠りしたりします。
体操するなら、長続きしないと意味がありません。
長続きさせるなら、「楽しそう」、「またやりたい」と思ってもらわなければなりません。

なので、要介護シニアに体操しえもらうには、

「絶対に寝かせない」

「とにかく緩急をつけて興味関心を引きまくる」

体操を支援する側に、それぐらいの気構えが必要です。


それを繰り返していけば、必ず体操が楽しくなります。
そして、いつの間にか体操スキルもアップしています。

体操はメンタルが9割。
要介護シニアに体を動かしてほしい。
いつまでも健康でいてほしい。
そう思うなら、変化と刺激のある体操を。

体操が、今よりも、もっともっと楽しくなりますように。

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