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ニュージーランドで先生になる方法

こんにちは。
ニュージーランドの数学教師、やんしんです。
と、このハンドルネームもそろそろやめて、僕の本名や勤め先の学校も公開しようかと考えている今日この頃。
と言うのも、来年、うちの学校、数学の先生が必要で、もしこれを読んでいる方やその知り合いが数学の先生で、さらに僕の学校で一緒に働きたい!と言う人がいたら、ぜひ申し込んでほしいな、と思っているんです。

じゃぁ、どうやったらニュージーランドの数学の先生になれるの?という疑問を持たれる方が多いと思い、先生になる方法と就活まで、軽くまとめてみようかなと思いパソコンを開きました。

まず、本題に入る前に、先生になるための条件は、その人その人、その時その時によって変わっている可能性があります。僕の情報だけをうのみにせず、しっかりと自分でも情報収集をしてから行動するようにしてください。 また、就業可能なビザを所有していると仮定して話を進めます。(*ビザに関してのアドバイスは禁止されていますので、質問されても答えられません。)

さて、それでは本題に入ります。
日本人が数学の先生になるには、まず大きく分けて2つの選択肢があります。
もし、数学もしくはそれに近い専門教科を大学で学ばれた人で、先生としての経験がない方は、教員育成のコースを大学でとる必要があります。そこで1年コースを取ると先生として登録されます。大学のコースを取るのには、IELTS7が必要になるはずですが、大学によってその基準は変わることがあるので、入学資格等については、各自の責任でしっかり調べてみてください。

1年の育成コースを修了すると、教員登録をすることができます。教員登録ができたら、ニュージーランドの学校で正規教員として働くことができます。ちなみに、最初の2年は仮免許・・・等の情報は今回は割愛します。

教員登録が済むと、教育委員会から登録情報の詳細が送られてきて、それと履歴書(CV)、カバーレターをもって就職活動をすることになります。

就職活動には、Education Gazette と言うサイトが必須。ここにニュージーランドの学校の先生の求人が出ています。
まず、カテゴリーを選択していきます。

まず、地域から。オークランドと入力してみましょう。

次に選択するのは役割のところ。
今回はCertificated teacherを選択。

ちなみに、主任や副校長のポストを狙っている人は、ここでMiddle managementなどの選択をすることになります。

そして、教科を選択。今回はニュージーランドのカリキュラムの数学を選択。

そして、Full timeを選択。

もちろん、Permanent positionを狙いに行ってもいいのだとは思うのですが、最初はとにかくフルタイムのポジションを取りに行くと仮定して話を進めます。
そして、Suitable for beginning teachers にチェックを入れてSearchを押してください。

そうすると、今日は59件の求人が引っかかりました。

最初の1年、2年目は、授業数が少ないので、たくさん授業準備ができます。また、メンターがついてアドバイスをもらえます。
なので、雇う学校としても、持てる授業数が少ないことを覚悟で雇ってもらえるので、ここをクリックするのは重要です。

さて、それでは、もうすでに教員免許を日本で取得していて、教師の経験もある人の場合の先生のなり方を説明します。

まずは、日本の教員免許、大学の履修証明、教職課程を修了した証明、職務経歴書、研修履歴証明、などをできれば英語で取ってください。もし英語でとれないのであれば、ニュージーランド政府が認可した翻訳会社で英訳してもらってください。

それと、IELTSなどの国が定めた英語のテストで、国が定めた結果を残し、それと海外の先生のためのapplication formを記入して、NZQAや教育委員会のサイトで提示されている資料を全てそろえ教育委員会に提出してください。
そうすると、あなたの資料が会議のテーブルに上げられ、あなたの教員登録をするかどうかの審議が始まります。そこの審議に通ったら、晴れて先生になることが許されます。

そこからは、カバーレターとCVをもって就活。ここからは、上記と同じ方法です。

僕からのアドバイスとしては、2つ。
僕らはネイティブではないので、相手は僕らの名前を見ただけで警戒します。それもそのはず、言語だけでなく、僕らの経験がニュージーランドで通用するかも不明だからです。
じゃぁ、どうしたらいいでしょうか?
そのためには、申込書を出す前に、その学校を訪ねて、色々説明を聞いたり、英語力を見てもらったり、人となりを見てもらったり、するといいと思います。
後は数を打つことですね。

切羽詰まっている学校はたくさんあります。特に数学の先生は本当に足りていないので。現に僕の学校も来年からうちの学校で働ける数学の先生を必死に探しています。(もし、あなたが数学の教員登録ができていて、就活しようと思っているのであれば、ぜひ連絡ください。)

とまあ、焼酎片手にさらっと書いてみました。

皆さんの参考になったら幸いです。

それでは!

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