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リモートワーク Day 6

長距離通勤をしていたころ、毎日とは言わないまでも週何回か在宅勤務をしたいと当時の上司に申し出たところ、検討するでもなく足蹴にされたのは2016年。その上司のことは今でも少し恨んでいるし、デスノートがあったら殺しはしないまでも、痛い目には遭わせること間違いない。(デスノートにそんなオプションあったっけ)

職場にも電車で35分(プラス駅まで徒歩5-6分)で通える今のアパートに越してから1か月もしないうちに、れいのウィルスの件で、あっという間にリモートワークが許可された。不思議な気分である。

今日3月17日で私はリモートワーク6日目。昨日、ベイエリアでは多くの郡で仕事を含めた不要不急以外の外出自粛を求める声明が発表され(事実上の外出禁止令)昨日までオフィスに通っていた人も(あえてそれを選んでいた人もいる)今日から強制的にリモートワークに突入した。少なくとも4月7日まで適用される。

同僚で私より少し後からリモートを始めた人たちは、少し戸惑ったり、持ち帰ったオフィスのラップトップの不具合など、不便を感じている人もいるようだった。私も初日、2日目くらいまでは、コツが掴めず、つい、目の前に同僚がいればぱっと話しかけて終われることをメールしたり、チャットしたりしなければいけないことを少しだけ不便に感じたが、すぐに思い直して、どうやったら問題なくリモートでやっていけるかに全力を注いだ。だって、私はずっとリモートワークを望んでいて、この先事態が収束してからもリモートワークをしたいと思っているのだから。それが今の職場か、転職になるかはわからないが、ずっと望んでいた状況に身を置けることになったのだから、これが私の日常よと言わんばかりに振る舞ってしまおうじゃないかと思った。Fake it until you make itである。(違うか?)いや、つまり、叶えたい状況があるときは、その状態に成りきるのが叶えるために一番早い方法なのだ。

まず、1日目から私が実践していることは、オフィスに通勤するときと同じようにできるだけ同じ時間に起きてメイクや身支度をし、わんこをアパート内のドッグパークへ連れていきトイレをさせて・・というようにルーティンをできるだけ変えないこと。大阪に住む友人は、在宅になってから初日のウェブミーティングで思いっきりパジャマにすっぴんで登場して、参加者を爆笑させたが、リモートワークでもあくまで着替えて、メイクをして、いつビデオミーティングに呼ばれても良いようにしておくと後々自分の気も楽なのだ。それに、昼休みにぱっとどこかへでかけたいと思っても、すっぴんだと、まぁいいか、と引きこもりがちになる。服装は、通勤するときと全く同じでなくても良くて、カジュアルフライデーくらいの、ジーンズにセーターとか、とにかく今すぐ知っている人に会っても恥ずかしくない服装に着替えることが大切。家にいても仕事への切り替えができる。

昨日だったか、職場の仲の良い同僚とチャットのやりとりをしていたとき、「ところで、今日化粧した?」と聞かれた。「在宅になった日からしてる」と答えると「まじリスペクト。わたし、眼鏡におだんごでパジャマ」と返って来た。リモートワークが非日常だと思うと、ついつい休みのように過ごしてしまったり、家にいる分、家事をやってしまったりするけど、あくまでオフィスにいる時と同じように過ごして、ルーティンをこなすのがリモートワークでも効率が落ちない方法だし、ずっと続けていくコツだと思う。というか、ずっと続けたいので、私はあえて非日常にしないでDay6まで来た。

実際、人と話さずにメールやチャットだけで説明するのは疲れることもある。だけど、それを面倒がっていたら、この先なんの変化も受け入れられないまま。今、世界は強制的に変化させられている気がする。ウィルスの感染拡大が早く収束するのを願うのに変わりはないけれど、今、色々なものが変化しているのを見るのはとても興味深い。働き方だけでなく、ビジネスも状況に適応せざるを得ない。amazonはデリバリーで働く人の時給を倍にして募集しているとか、小売店ターゲットは朝の一定時間をシニア客優先として枠を設け、ウィルスに対し抵抗力が最も低い層を守るとともに、シニア客がゆっくりを時間を取って買い物できるようにという配慮を明日から実施するらしい。食料品スーパーのレイリーズは、これ以上の買い占めを防ぐために必需品などは客ひとりにつき3つまで、など制限を設けることにしたと聞いた。

ヘッダーの写真は今日の晩御飯です。夫よありがとう。

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