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#読書感想文
アガサ・クリスティー『茶色の服の男』The Man in the Brown Suit(1924)+殺しのブラウン・スーツ(1989)紹介と感想
アガサ・クリスティー 深町眞理子訳『茶色の服の男』早川書房, 2020 今回は、購入以来読めていなかったハヤカワ・ジュニア・ミステリ版で再読しました。 あらすじ 冒険に憧れていたアン・ベディングフェルドは、父親が死んだことを機に、僅かな遺産を持ってロンドンへと出て来た。 ある日のこと、アンは地下鉄のホームから男が落ちて死んだ現場に遭遇し、その死体に近寄った茶色の服の男が落としたメモを拾う。 その後、二人の男はサー・ユースタス・ペドラーの持ち家であるミル・ハウスで起こった
アガサ・クリスティー関連書籍 紹介と感想『イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓』『ミステリの女王の名作入門講座 クリスティを読む!』
北野佐久子『イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓』二見書房, 2024 2019年出版の『イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓』に続く、イギリスの文化や暮らし、ハーブなどについて紹介している著者が送る、クリスティー作品に出てくる食べ物やアンティーク、ハーブを留学時代の思い出などを交えながら紹介する一冊。 長編短編合わせて43編の作品に出てくるイギリスならではの食事や文化が紹介されており、イギリスならではのお菓子が作れるレシピも付いています