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祖父との再会。

ダイエットに成功することが出来て、誰よりも姿を見せたかったのは私の肥満をずっと心配してくれていた祖父。

しかし、コロナ流行の手前、100歳の祖父は脊柱狭窄症の悪化で自宅での暮らしが困難となり、入院した。

最初は病院で入院していた祖父は、身体に不自由はあっても意識ははっきりしっかりしていたし、面会に行くと病院は自分の居場所ではないと言っていた。

またその時私は、ダイエットを始めて3ヶ月目くらいで10キロ程落ちてようやく2桁になった時だったのだが、祖父は「痩せたな!」とすぐに気付いて言ってくれて喜んでくれた。

別れ際に強く握手を交わしてくれた。

その後祖父は老健に移ったが、コロナは猛威をふるい、その影響で一切の面会が出来なくなった。

少しずつ緩和されて、それから約2年経ってようやく面会できることに。

その間は、メールや手紙でやり取りをしていた。

減量に成功したことも報告していた。

最後に祖父と会ってから約30キロあまり減量。

約2年越しの再会、祖父は最初「誰だ?」と目が点。

報告していたから分かってはいても状況飲み込むのに時間がかかり、人見知りすらしているような目線で、少し寂しくも感じてしまったくらい。

私だと本当に理解することができると、

「いやー!見違えったなー!!」
「美人だなー!!」
「努力したなー!!」
「敬服するよ!!」

と、とにかく喜んで褒めてくれた祖父の瞳には涙が。

ダイエットを経て、祖父が散々言ってきてくれたことを心底理解することができたし、祖父の生き様をますます尊敬することができた。

祖父のストイックな生活故(粗食、質の良い食事、運動習慣、早寝早起き、自分のことは自分でやる自立心、死ぬまで勉強と言っていた向学心)の100歳まで不自由なく過ごしてきた健康体、そして「人は見た目も大事なんだよ」と言っていた祖父。

見た目が変わると世間からの対応も変わることも痛感したし、毎年引っかかっていた健康診断の項目も全てクリアになったし、人生楽しくなってきて向学心も芽生えた。

祖父は「次は人間性を磨くことだな☺️」と。
さすがだよ、おじいちゃん😂

どんな年老いても、いつ何時も完璧なんてないからこそ「死ぬまで勉強」だと思うし、完璧にはなれなくても精進することの努力が大切で日々勉強です。



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