針が消える...。想像以上に裁縫能力にばらつきがあり、完成したけど使えない...??
小学校での保健教育+生理用ナプキン作成の取組みを始めて、最初の学期が終わりました。
今学期は、提携校1校で、6年生の1グループ(男女混合の15人)に対して実施しました。
<取組みの概要↓>
「まずは取り組み初めてみる!」という気持ちで始めた最初のグループ。
その振り返りを記録したいと思います。
"KPT法"に当てはめて
取組みを簡潔に振り返り・整理する手法「KPT法」に当てはめて、整理したいと思います。
同僚や担当の学校教員とも一緒にKPTやってみればよかったなぁと思ったので、次回やってみたいと思います。
手縫い・布製ナプキンの流通を見据えて
今後の「クラブ設立して生産→販売」を見据えたときに、一番大枠の部分でまず注視すべきと感じたことは、
『想像以上に、裁縫スキルにばらつきがある』『販売うんぬん以前に、そもそもこのレクチャーで完成したナプキンが手洗いして繰り返し使える程のクオリティになっていない、という子も数名目に付いた』という点です。
レクチャー最終日に「出来たけど、(内側を縫い過ぎて)小さすぎて自分では使えない。。。」と完成品を私のところに持ってきた生徒もいました。
販売品を作るのは特に裁縫が得意な生徒に任せればよい。と割り切ってしまえばそこまでですが、、
でも例えば私のところにきたこの子にとっては、今後 [手縫いの布製ナプキン=心地よく使えるイメージが沸かない] ものとなるかもしれません。
それであれば、極端な話、手縫いのナプキンよりも、
ナプキンの材料である布たちを何枚か袋に詰めたセットをそのまま販売すれば、その方が上手く使ってもらえるかもしれません。
(現状生理用品を買えなくて布の切れ端等を下着に挟んで過ごしている子はいるので、
その子にとっては使いづらい手製のナプキンではなく、その“布”を販売する方が、活用してもらえるだろうということです)
でも、生理用品が買えなくて、(布の切れ端で過ごしたり学校を休んだりしてなんとかやり過ごしているけど)困っている、
という声があるからこの取り組みを始めた訳です。“布”では足りない点があるはずです。
“生理期間のための布”と、“生理期間のためのナプキン”との違いはなんでしょうか?
それは、ナプキンなら「下着に固定ができてズレない。落ちない」「血液が浸透せず、服が汚れにくい」だと思います。
この「ナプキンの優位性」を、レクチャーで完成した布ナプキンによって生徒たちに実感してもらう事が重要です。
布では足りない点がカバーされる実感を得てもらう事が重要です。
実感してもらってやっと、将来、地域に卸された手縫い布製ナプキンを購入して使用しようという気持ちを持った潜在的顧客になってもらえるはずです。
そうなると、来学期の一番上階の目標は「使えるナプキンを完成させる」です。
裁縫能力にばらつきのある15名の生徒たち一人ひとりが、作成過程の重要ポイントをおさえ、使えるクオリティのナプキンを完成させられるよう、
❶参考資料を用意 ❷指導に協力してくれる先生を見つける を必ず行って来学期を迎えたいと思います。
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