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海外協力隊員の、毎月の収支管理

何度か「お金の管理ってどうやっているの?」と聞かれることがあったので、
自分の管理方法についてと、収支の内容についても簡単に紹介したいと思います。

普段は、自分で作ったExcelの表を使って収支を記録しています。

現地通貨単位/日本円/アメリカドル の毎月のレート変動を反映させられるように作っています。
もし参考になるようなら、ダウンロードして使ってみてください。
※関数や単語の誤記があるかもしれませんので、ご注意ください。
※一部、記入例が入っています。記入欄等、見方は後半に紹介します。



JICA海外協力隊の、”入ってくるお金” ”払うお金”


収支と言っても、JICA海外協力隊の活動期間中の、入ってくるお金は
JICAからの「現地生活費」の支給のみ
です。

基本的にはJICA海外協力隊は、現地生活費以外に「私用にお金を稼ぐ行為」は禁止されています。
ですので、人によって収支の考え方や管理するお金事情は違いますが、
私が普段「収支管理」として考慮しているなかでは
「収入 =現地生活費の支給額」となっています。


出ていくお金としては、毎日の食費・交通費・通信費・日用品・光熱費など全般です。

支出の種類は「固定費(定額支出)」と「変動費」とで分けていて、
「固定費 
=ウガンダの家の光熱費・日本の電話番号を使い続けているので、携帯代・貯金」
「変動費 
=食費、交通費、ウガンダで契約している携帯代、日用品費用etc.」

としています。

家賃ですが、任地での住居はJICAと派遣先とが手配してくれ、毎月の家賃はJICAが支払いを行います。
私が現地生活費から支払うのは、光熱費のみです。


Excel表の見方


上記の区別を基に、Excel表に記入しています。

【シートの説明】
「10月」「11月」「12月」と、月毎の記録をするシート(月シート)と、
「2023年summary」として、年間(活動期間の全体)の動きが見れるシート とを使っています。

「10月」のシートに記入すると、自動で「2023年summary」に入力されます。ですので、普段は月シートのみ更新します。

【月シートの説明】
あとは、2行目3行目の赤字の通り、記録していきます。
「レート」「収支の項目」「詳細な内容」「単価」「数量」の記録です。

そうすると、I列J列に、”収入””支出”の合計と、差額
L列M列N列に、支出項目の割合が可視化されます。

添付のExcelでは、例として「10月」シートに
「日本定額支出 貯蓄積立」「ウガンダ変動支出 卵、交通費、携帯料金」等を記入しています。


現地生活費の支給(収入)/日本契約の支出/ウガンダでの光熱費は、基本的に毎月変動がないので
その他の支出項目を、管理していきます。


Excelで管理するメリット・デメリット

多くの方が想像されることと同じかと思いますが、

【メリット】
・携帯と別媒体にすることで、「家計簿をつける」という行為自体に
時間を割くことを意識する
→家計簿をつける(管理する)ことを習慣化する

・設定されている関数等を見返す行為を通じて、計算の仕方/収支管理の
仕方を考える時間になる

・自分の好きな方法で、収支の内容を可視化できる(好きなようにアレンジが利く)

【デメリット】
・エクセルを開く必要があるので、携帯アプリなどを使うよりも面倒
・支出項目を変更したい時などに、設定されている関数等を見返す工数が生じる


以上、毎月のお金管理についてでした。
上記内容は、派遣国や、個々人の収支管理の考え方によって異なる可能性があります。ご了承ください。

そして、こんな点も考慮すると良いよ!などのアドバイスあれば
是非是非コメントください♪

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