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任地での1日(第12週)

2024年に入り、あっという間に2月も後半になりました。新年は1月3日まで首都や観光地で遊び、4日に任地へ帰ってきました!

ウガンダでは多くの学校が、12月末(クリスマス前)頃~2月初旬が長期休みとなり、2月初旬から新年度が始まります。
私の任地では2月5日(月)から学校が再開しました。

ウガンダの初等教育事情ですが、
ウガンダでは1997年から各家庭4名までという上限付きで小学校の学費無償化がなされ、2000年には人数の上限もなくなりました。
現在、初等教育・中等教育の無償化が導入されています。

そのため授業料や教科書代の負担はなく、各家庭にて、
給食費の支払い/学校施設内の水道・電気代の積立/制服の用意※/学用品の用意※ 
※購入or知り合いからおさがりを貰う
が出来れば、こどもを小学校へ通わさせることができます。

私が仕事をしている現地NGOでは、
初等教育の無償化が推進されてもなお、必要なモノの用意・支払いが出来ない家庭のこどもが、小学校へ通えるよう支援をしています。

>>ウガンダの教育制度と、農村部にみる初等教育へのアクセスに関する課題について


新学期が始まる時期には、
支援対象の児童約150名への学用品配布
+別の活動 ということで、これまでで一番忙しない日々を過ごしました。

そんな時期のある一日の流れです。


6:30 起床、身支度
8:30 出勤
   必要な学用品の数を数え、車に乗せる

ノート、鉛筆、カラーペン、定規、コンパスや分度器のセット


  9:30 学校到着、先生たちと打合せ
    学用品を、学年ごとに振り分ける

先生と上級生の児童にも手伝っていただきました。


10:30(授業休みの時間) 
    対象の児童を集め、点呼。順に学用品配布。

この日の学校では、約50名の対象児童へ配布を行いました。


12:00 配布後、先生たちと対象児童の事情について情報交換

13:00 事務所へ到着
    同県で活動しているKOICA(JICAの韓国版)ボランティア員の友人活動地へ移動

14:30 到着、活動へ参加

友人のKOICAボランティア員は、経済的理由で学校をドロップアウトした若者への
職業訓練を提供するプロジェクトを行っています。
職業訓練所は、ウガンダの観光スポットでもある「赤道が通る地点」にあり、
カフェ・ベーカリーコースを受けている訓練生たちが提供するカフェメニューを楽しめます。
アイスカフェラテで一息休憩☁


16:00 帰路につく
17:30 帰宅、活動記録をつける
19:00 友人の屋台で夕食

帰宅して自炊する気力も体力もなかったので、
友人の屋台飯(お米に、大豆を煮込んだソース)。
大盛りに見えますが、現地では普通盛り☁


20:30 帰宅、シャワー、寝る支度 
※2月後半に入ってから毎晩、この時間帯〜翌朝まで停電が続いています。
最初数日はああウガンダに居るんだなぁという実感を楽しもうと思いましたが…
何日も続くとちょっと困ってます('_')


22:00 就寝



任地に赴任したのは学校の長期休暇の時期だったので、
これまで支援対象者の子とは家庭訪問で出逢ってきました。

家庭で保護者といる子どもたちは、
家事の手伝いをしていたり、下の子の面倒をみていたりしていて
しっかり者に視える事が多かったけど、

彼らの学校での姿を見ると、
「家庭や地域コミュニティではしっかり者でも、子どもらしく友達とワイワイ遊びたい時はあるよね。
構って欲しいという感情も、ふざけたいという感情もある、やはり小学生は小学生だよなぁ。」
という当たり前のことを日々実感する。

今後小学校での保健教育などに取り組みたいと思っているので、
『彼らの心の成熟度や、10代の関心事や心配事ってどんなことだろう?』という点を意識しながら内容を組み立てていきたいし、

”どんなにしっかり者でも、相手は甘えたい心を持った小学生だぞ。”
という認識をいま改めて持てて良かったな。と思う。


任地赴任から1週目>>

任地赴任から3週目>>


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