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中級者の壁(なぐり書き)

非営利団体に所属する個人というのは、多くはお金をもらっていない。

だから、何をモチベーションに頑張っているかって一緒に夢を実現したい、もしくは自分のためになるからである。

うちでは多くの大学生がアクティブに活動している。
自分も今や4年目となり、多くの大学生を見てきた。

そこで真に伸びていくやつの共通点なるものを見て取れるようになった。
それが中級者の壁である。

1年目はとにかく覚えることがいっぱいだ。
これはうちに限らず組織や団体に属するとまずはそこのルールだったり基礎的な知識や技術をつけることになる。

まず、ここで頑張れるかどうかが1つ目の壁。
初級者の壁とでも言おうか。

大学生の寿命は短いため、ぼけっと一年を過ごすと学生時代の1/4を消費することになり、それだけ最終的な成長曲線の到達地点が低くなってしまう。

多くのできるやつはここは乗り越える。
新しいことをどんどんできるようになっていくのはそれ自体が楽しいからだ。

そうやって1年~1年半経ったころ、ふと私はなんでここで活動しているんだろうかと思い始める。
というのも、新しいことをひたすら吸収するターンがおおよそ終わり、自身の成長が感じ取りにくくなるのと同時に先輩としての責任が少しずつ増え、義務感が強くなってくるのがこの頃だからだ。

これが中級者の壁だ。


さて、まさしく自分のことだと思って凹んでいる君へまず言っておきたいことは、よくぞそこまで来たということだ。

そこは全ての人が足を踏み入れることができる場所ではない。
最初の一年間我武者羅に頑張ってきたからこそ到達できた場所なのだ。

だからどうか、自分がそれまでにやってきたことを否定しないでほしい。
意味がなかったとか思わないでほしい。
その先には道が拓けるから。
だから辛くてももう少しだけ続けるんだ。
仲間に頼ったっていい。いやむしろ頼ったらいい。

その悩みは君だけの悩みではない。
乗り越えてきた先輩がいる。
話を聞いてみてほしい。

中級者の壁は自分の将来について考えるいい機会になる。
もちろんその場で全てが見通せるなんてことは起こらないが、漠然とした将来像の中に確かに必要なものを見つけることはできる。

そして、その力をつけようとまた1年ほど我武者羅にやると分かってくることがある。

そうやって人は育っていく。


組織目線でいうと、中級者の壁という存在を認識し、そこにたどり着いた者を一人にしないこと、それが重要だと思う。


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