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何も考えない人の方が幸福度が高い?

こんにちは、イラストレーターのマルオです。

今日は、「幸福度」について
書いてみたいと思います。

"何も考えない人の方が幸福度が高い"
という説があったりしますよね。

あぁ確かにそうだな、と思う一面もあります。
ちょっとこのテーマについて
掘り下げてみたくなり
思考を巡らせてみました。

何も考えない人の方が幸福度が高いのか?

これについては、
「それぞれがどのレベルの物事を見て生きて、
満足感や充足感を感じるのか?

ということによると思います。

例えば何か良いことがあった時に
先のことを不安に思わずに
その時シンプルに喜べる人。
これは幸福度が高い人と言えるかなと。

良いことの後には悪いことが起こるはず、
という思い込みがある人や、
いやいや多面的に見れば
これは一概に「良いこと」とは
言えないのでは?とか
やってしまう人は、前者に比べて
幸福度が低いかもしれないですね。

こういった意味で、
「何も考えない人は幸福度が高い」
と言えるかと思います。

でも、少し違う角度から考えてみると
このテーマはもう少し複雑に
掘り下げられるかなと。


世の中の事象を俯瞰的に見る、または
抽象度を上げて観察することができる人の
「幸福」と、
目の前の出来事の意味を特に深掘りせず、
具体的な物事に対して価値を見出す人の
「幸福」は、
概念としてのステージが違うように思います。

人間深(ぶか)く生きたいと願う。


ちょっとややこしい言い方に
なってきましたが。

シンプルに個人的意見を言えば、
私はもっと「人間深(ぶか)く」
生きたいと思っています。

「人間深(ぶか)い」なんて言葉は
ないけれど。
ちょっとしっくりくるなと思って
言葉を創ってみました。

今日もこれが美味しい。
こんな良い買い物ができた。
あぁ幸せだ。
ナチュラルにこういうシンプル思考が
できる人の幸せもあると思います。

でも私は、個人的には
もう少し自分の内面と対話して
生きて、その中で幸福感を感じたい

と思っています。

自分の欲を満たす外的な要因によって
幸福感を感じるのではなく、
自分自身の感情や感覚を
深掘ることによって、
内面の満足感や充足感を感じて
幸福感を得たい、
と思うのです。

外的な要因によって
自分が幸せかどうかを決める、
というのは、
もう長い間人間がどこからか
持ってこられて押し付けられてきた
価値観であって。

それはつまり、
外側から何かがやってこないと
幸せを感じられない、
ということになります。

この角度で、
「やっぱり何も考えないで
喜べる人は幸福だ」と結論づけるのは、
やっぱりちょっと人間として
もったいないなと。
(いいんです、生き方は個人の自由だから)

人間は、もっと自分自身の考え方、
捉え方一つで、外側に何もなくても
幸せに思えることを見つけられる力が
あると思うのです。

悩んでいても幸せだ。


何かが思い通りにならない、
理想通りにいかない。
そういう時は苦しいですよね。

でも、その時に
「自分は何を叶えたいのか」だったり
自分の理想が見えてきたりする。

それは、目の前にまだ形として
何もなくても、何か素敵なものを
「私」の中に創造できている、
ということです。

そうやって、まだ形にならないものを
想像して創造する力が人間にはある。

自分を侮らないで、
外側の価値観に惑わされないで
自分が感じることをただ掘りにいく。
見つけにいく。

そういうことができるのは
人間だけなんじゃないかなと。

物事を「考えようとすること」
「想像すること」「叶えたいと願うこと」
ができるから、人は悩むのだと。

そういう深さで悩める存在であること自体が、
幸せなのではないか
と私は思います。

「幸せ」と思われる結果だけを
求めるのではなく、
悩みもがいて進んでいく過程を
楽しめるような。
きっと人間は、本当はそういう
ポテンシャルがあるなと。

「自分はそういうところまで
掘っていけるかもしれない」と、
根拠はなくても信じてみるところから
新しい一歩が始まるのかもしれません。


「悩み、思考し、哲学する」自分で
生きていきたい。

「他人や世の中との境界線が曖昧な私」が、
外側の借り物の価値観で
幸せを感じるのではなくて。
むしろその「違い」をはっきりと見つめ、
自分と外側の世界との輪郭線を
よりくっきりとさせて生きていきたいなと。

その中で、
自分の心が喜ぶことを見つけたり、
悩みながらも成長を感じられたりする
内側から萌芽する喜び、幸せを感じたい。
そう思います。


最後なんか話が微妙にずれたかな。。笑
そんな感じのことを思いました。

それでは、今日も読んでくださり
ありがとうございます!

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