アーケード版ミスタードリラー(初代)完全解説
はじめに
当時、3Dゲーム一辺倒だった1999年のナムコ。そこに現れたのがかの有名な掘りアクションゲームの『ミスタードリラー』。ゲームセンターに現れた新星は大ブームを起こした。
2024年でなんとミスタードリラーは25周年目を迎え、その記念すべき初代アーケード版を余すことなく解説します。
基本要素
エア(エアカプセル/エアメータ)
永久パターン防止でもありプレイヤーを焦らせる要因。表記上20%回復と書いてあるが実際は23%回復する。因みに『お試し500mモード』のエアカプセルは合計56個、『本気で1000mモード』のエアカプセルは合計84個。
ブロック
初代ミスタードリラーは色ブロックとバツ印ブロックのみ。
地底人
地底人に遭遇すると765(ナムコ)点が入ります。初代ミスタードリラーのみ30個のバツ印ブロックを消すと出現します。
区切りブロック(巨大ブロック)
次のレベルへ移行する為のブロック。初代ミスタードリラーのチュートリアルには巨大ブロックと書かれていますが、この記事では区切りブロックに統一しています。
レベル
プレイ中、画面右下に表示されている表記です。区切りブロックを掘ると一段階レベルが上がります。
ライフ(いのちの数)
初期設定はライフ3です。スコアエクステンドは初代ミスタードリラーにはありません。
ミスタードリラーの称号
ノーミスクリアまたはスコア600,000点以上でミスタードリラーの称号が貰えます。ただし、『お試し500mモード』は称号が貰えません。
アーケード版とコンシューマー版の違い
滑り込み(スライディング)時のエアカプセル取得
アーケード版は落下ブロックの回避時、即座にエアカプセルを拾います。何故かミスタードリラードリルランドもこの仕様です。
エアメーター10%以下の時の警告音
勿論アーケード版は早くなりません。しっかりエアメーターを見ましょう。
アーケード版の仕様
1レバー2ボタン
初代ミスタードリラーのみ1ボタンではなく2ボタンです。交互30連にすると驚異の60連射が可能です。
フレームレート
アーケード版は高解像度出力するインターレース機能があり、表示非表示によってフレームレートが変わります。インターレース表示は59.94Hzで、非表示の場合は59.83Hzと若干変わります。
上級テクニック(初代ミスタードリラー限定)
ダブル取り
初代ミスタードリラーのみエアカプセルを二重に取ることができます。やり方はエアカプセル取得と同じタイミングで区切りブロックを掘る事です。猶予約2フレームと狭いですが、成功すれば通常の2倍の回復量と通常より多くのスコアが取れます。因みにコンシューマー版は連射パッドと滑り込み(スライディング)を使えば安易にダブル取りができます。
交互30連
上述に書いた通り、シンクロ連射基板にAボタンを表30連、Bボタンを裏30連に設定すると5フレームでバツ印ブロックを壊すことができますが、インターレースの設定を『NOT INTERLACE』にしないとシンクロ連射基板の周期が合わない場合があります。
100万点への解法
アーケード版の『本気で1000mモード』はかなり根気が入りますが、カウンターストップ(999,999点)する事が可能です。
スコア
プレイ中のスコアは
ブロックを掘って消すと10点、ブロックをくっつけて消すと30点。
地底人に遭遇すると765(ナムコ)点。
区切りブロックを掘るとレベル×1,000点で、合計スコアは55,000点。
エアカプセルは取得する度に100点ずつ増え、ダブル取りなし全回収のスコアは357,000点。
となり、ゴール時のスコアは412,000点以上となります。
ゴールボーナス
指定した深さに到着(ゴール)すると
残りライフ1つにつきスコア30,000点でノーミスの場合、初期設定(ライフ3)でのスコアは90,000点。
タイムボーナスは規定のタイムより速ければボーナスが多く貰え、『お試し500mモード』の規定タイムは5分(150,000点)、『本気で1000mモード』の規定タイムは10分(300,000点)となっており、0.1秒毎に50点のボーナスが加算されます。ただし、規定タイムを超過するとノーボーナスとなります。
がスコアに加算されます。
称号ボーナス
条件(ノーミスクリアまたはスコア600,000点以上)を満たすと、リザルト画面で200,000点がスコアに加算されます。
カウンターストップを目指すには
ノーミスかつダブル取りなしのスコアは702,000点に加えて、クリアタイムが5分台で150,000〜120,000点、消したブロックのスコアを加算すると約950,000点のスコアになり、ダブル取りを約6回以上成功すれば理論値達成となります。
ダブル取りを行うにあたって注意すべき点はレベル別の最後のエアカプセルで、100m台と900m台は区切りブロックに近い点と、300m台・700m台・800m台は区切りブロックより遠い位置にあり、DEPTH(深さ)または右のメートル距離を注視する必要があります。更に400m台は二色面なので運悪く最後まで大連鎖が起こるとダブル取りができない場合もあり、900m台はバツ印ブロックの配置によってダブル取りが非常に難しい場合もあります。
以上が100万点への解法となります。
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