Mr.Childrenをミスチルと呼ぶということ

2024年、Mr.Children結成35周年yearの開幕です。
35年一緒にいることは、結婚ですと珊瑚婚式に当たります。
長い年月をかけて成長する産後のように夫婦の絆をこれからも成長させていこうという意味を持つ珊瑚婚式。
ミスチルさんもメンバーの絆をより深めながら進化していく年になることと思います。
そう願います。

今回はMr.Childrenの略称であり愛称である「ミスチル」について雑談しようと思います。

まず、あらゆるところで一兆回は擦られている話だと思いますが、Mr.Childrenの名前の由来をざっくりおさらいしましょうか。

▶️Mr.Childrenという名前について

メンバーの好きなものに「Children」にまつわるものが多かったから。
響きが良い。
「The」をつけたくなく、「Children」の反対だし「Mr.」。
ざっくり。
そのような理由からMr.Childrenという名前がつけられ、1989年1月1日より始動しました。
そんなMr.Childrenはいつからか、「ミスチル」と呼ばれるようになるのであります。


■いつから「ミスチル」と呼ばれ始めたのか

アマチュア時代やデビュー後の知る人ぞ知るバンドだった時代には界隈で「チルドレン」と呼ばれていた話があります。
メンバー自身もそう呼んでいたようです。
そして、少なくともミスチル現象と呼ばれた1994年頃には「ミスチル」の略称は存在していたことになりますし、この時にメディアを通して世間の認知を得られたのだとは思います。
そうなると、「ミスチル」という略称はデビューした1992年の後からブレイクした1994年の間に生まれたのかな?という推定はできますね。
似たものとしまして、木村拓哉さんを「キムタク」と呼びますが、これは1991年に「I ラブ SMAP」で「名付けてキムタク」と自己紹介したのがルーツらしく、1993年 月9ドラマ「あすなろ白書」での俳優としてのブレイクで定着したようです。
同じように、ドリカム、トヨエツ、浜省、ウンナンもおそらくこの頃に定着してますよね。
前の単語と後ろの単語の頭の文字をとる略し方の流行が、それまで呼ばれていた「チルドレン」ではなく、「ミスター」でも「チルド」でもなく、「ミスチル」を定着させたのでしょうかね。
「ミスチル」が定着した時期はなんとなく推定できたのですが、キムタクさんのようにルーツははっきりわかりませんね。
意外と本人発信なのか、メディア発信なのか、ファン発信なのか・・・情報求む。


■メンバーは「ミスチル」呼びが嫌なのか

個人名トグループ名の違いはあれど、木村拓哉さんの場合、「キムタク」と呼ばれることは《人なのに商品ぽく。、店頭に並ぶ商品と同じ存在になった気がして」と凄く嫌だったようですね。
でも、その呼び方のルーツが実は自分の自己紹介からであることを知り受け入れていったのだとか。

ボーカルの桜井和寿さんも「ミスチル」よびが嫌だったと言う情報があります。
「ミスチル」呼びが定着した後の1990年代半ば以降というと、彼らの音楽のダークさやロックさが深まっていった頃。
「ミスチル」という愛称が音楽のイメージとそぐわないから嫌だったのでしょうかね。
その頃の桜井さんはライブでも尖っていたと言いますしね。
名前を略すのってわりと失礼ですよね。
メンバーでミーティングし響き重視で決めた思い入れのあるバンド名ですものね。
真相はわかりませんが、「ミスチル」呼びを快く思えない気持ちもわからなくはないです。
ファン側からしたら親しみと愛情を込めて呼んでいるとは思うのですけど。
でも、言葉を覚えたばかりの子供からぽっぷすを聴かない年配の方まで老若男女から「ミスチル」と呼ばれているのってすごいことだと思うんですよ。
名誉ですよ。
メンバーの皆さん、「ミスチル」という愛称を嫌いにならないでください!
まぁ、2000年台に入った頃からミスチルも丸くなって、音楽にやさしさや暖かさが感じられるようになってきましたし、ポップスの怪獣としてタクさんのリスナーに親しまれるという自分たちのポジションを受け入れるにつれ、「ミスチル」という愛称も受け入れていってくれてるのかなーと想像しています。
ミスチルくんのグッズも売るくらいにまでは受け入れているはず。


■桜井さんて「ミスチル」と呼ばなくない?

桜井さんは「ミスチル」呼びが嫌いという情報を裏付けるかのように、「桜井さんってミスチルって言わないよな」と感じる時期が私にはありました。
他のメンバー、ナカケーさん、田原さん、JENさんは桜井さんより「ミスチル」と言っているようなイメージはあるんですよね。
それで、「桜井和寿『ミスチル』と言わない説」を立証すべく、桜井さんがバンド名を言うのを注意して聞いている時期がありました。
結論から言うと、普通に「ミスチル」と言うことありましたね。まあまあ反証があって、説立証ならず。
密着ドキュメンタリーにおいて舞台裏でスタッフさんと話している時であったり、友達のラジオ番組に出てフランクに話している時であったり、“Mr.Childrenのボーカルというスイッチ”が入ってないような時に「ミスチル」と言っているように思いました。
このことからも今となっては「ミスチル」呼びもきっと受け入れているのでしょう。
しかしながら、フォーマルな場、ライブMCやちゃんとした音楽番組といった“Mr.Childrenのボーカルというスイッチ”が入っている時には九分九厘「Mr.Children」と言っているように思います。
桜井さんはしかるべき場では「Mr.Children」とちゃんというようにしていると感じますね。
これはエゴかもしれませんが、本人たちには「Mr.Children」呼びをして欲しい気持ちがあります。
「僕らMr.Children」と言う桜井さんは尊いですから!


■「Mr.Children」っと呼ぶ派?「ミスチル」と呼ぶ派?

一般的には「ミスチル」の方が使われているように感じますけど、どうだろう?
日常会話でも、テレビやラジオのメディアすらMr.Childrenの略と捕捉することなく、「ミスチル」が使われていますから、その認知度たるやすごいとは思います。
それでも絶対に「Mr.Children」と呼ぶニキネキはいますね。
気づいていますよ?☺️

私も声で発する時は「Mr.Children」と言うようにしています。。
そこまで強くこだわり持っているわけではないですけど、その名前が響きを大事にしてつけられたものであるし、その響きが持つイメージを尊重したいという気持ちがあるんですよ。
「Mr.Children」と「ミスチル」、その響きからうけるイメージって何となく違いますよね?
「Mr.Children」というと、アーティスト・ミュージシャンというイメージが強く神々しさすら感じる。
「ミスチル」だとアイコン的なイメージが強く親しみやすさお感じる
何となくですけど。

noteのように文字で書くときは「ミスチル」と書いていますけどね。
省エネです。
それでも彼らのバンド名を記事で最初に出すときは「Mr.Children」と書くようにはしているんですよ。
あと「Mr.Children」とどうしても呼びたいときも。」
混在して気持ち悪いかもしれませんが。


■「○○チル」や「チル○○」

ミスチル好きは「○○チル」や「チル○○」を使いがちですね。
「Mr.Children」を略して「ミスチル」、さらに略して「チル」。
我らはMr.Childrenを「チル」まで略してもミスチルと認識できるフェーズにまで来ています。。
SNSのニックネームが「○○チル」さんはみんなミスチル好き!
「チルカラ」と言えばミスチルカラオケ、「チルとも」といえばミスチル友達、「チルオタ」といえばミスチルオタク。
ゆるチルナイト」といえばミスチルを緩く語る夜です!

でも、最近、最近でもないかな・・・「ゆっくりくつろぐ」「まったり過ごす」「リラックスする」のような意味で「チル」を使うようになっているんですよね。
チルい、チルってる、チル曲、チルタイム・・・。
私からしたら、チル曲はミスチルの曲を、チルってるやチルタイムはミスチルの音楽を聴いた理、ミスチルに想いを馳せる時間をイメージしてしまいますよ。
「チル」といえばミスチルを意味していたのに「チル」が何かに奪われる由々しき事態です
何とかしなきゃいけませんね。
早急な対応が待たれます



▶️Mr.Childrenという名前について
▶️Mr.Childrenの原点「BEATNIK」
▶️Mr.Childrenの前身「THE WALLS」

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