Mr.Childrenという名前について

1989年1月1日、桜井和寿さん、田原健一さん、中川敬輔さん(ナカケー)、鈴木英哉さん(JEN)のバンドの名前がMr.Childrenとなりました。

1988年、桜井さん、田原さん、ナカケーさんの3人はTHE WALLSとして活動し、そこにJENさんは助っ人として参加していましたが、その後JENさんの正式加入がきまり、それを機にバンド名を変えることになりました。
1988年12月末、4人は渋谷の練習スタジオ近くのロイヤルホストでバンド名決定会議をしたといいます。メンバーは、テーブル上のチラシを裏返してメモを取りながら、名前を考えたそうです。

「Mr.Children」と決まったのは、次の理由から。

①よくバンド名につくTheを付けるのは避け、響きを大事にしようとしていた。

②イギリスのバンド・THE MISSIONのアルバム「CHILDREN」や、英バンド・The Railway Children、ロバートキャパの写真集「戦争・平和・子どもたち」など好きなものにChildrenが含まれていたり、影響を受けたバンド・U2のアルバムジャケットには子供が写ったものが多かったりと、自分達に関連するもののキーワードがChildrenであることに運命的なものを感じ、響きも良かったので、Childrenを採用した

③バンドが長く続いて大人にナッてもchildrenに違和感が出ないように、その正反対の言葉としてMr.を付けた。

このとき二は響き重視でつけたバンド名だったので、特に意味はなかったようです。
初めのうちはインタビューでバンド名の由来を聞かれた時に、「適当につけた」と言っていたが、マネージャーさんにもっとプレゼンが上手くならないとダメだと言われ、後付けで、「大人から子供まで幅広く聴いてもらいたい」と言う意味も加えたようです。

ちなみにプロデューサーだった小林武史氏は、大人になってチルドレンというのはみっともないから、バンド名を変えるように強く勧めていたそうですよ。
でも、メンバーは頑なに変えずデビューし、今に至るわけです。

余談ですが、「くるみ」のMVには、Mr.Childrenという名前になった架空の由来が描かれているんですよね。


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