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あと30回くらいしか雪を見られないのかな

これから夏というところで、何で雪?という感じかもしれませんが、最近、私の心にとても印象的に響いたことがあった。

そこに、雪という言葉でてきたので、それで雪の写真を載せた。

数週間前に、メールで写真が送られてきた。
私がまだ新潟の印刷会社でデザイナーとして働いていた、20代前半。
そこからずっとお世話になっていて、デザインの仕事のクライアントさんとしても、ずっとお世話になっているオーナーさんから。

10年前に、そのオーナーさんが関東にお店を出店して、いっとき、恵比寿に部屋を借りて新潟と関東のお店を経営していたことがあって。
私も、新潟から東京に出てきていたこともあって、その恵比寿の部屋で、一緒に仕事をしていたことがあった。

その時のなにげない作業中の写真。
そのオーナーさんが2011年にFacebookに投稿した記事を見つけたらしく、送ってくれた。10年前の自分が写った写真。なぜ今、この写真を送ってくれたのか、なんだか不思議な感覚。

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そして、このメールのやり取りの中で、オーナーさんの言葉が印象的だった。

「自分の年齢的に、人生長くても、あと30回くらいしか雪を見れないのかな。なんだかんだと追われて、死んでいくのかなと感じる年になりました。人生とはなんなんだろうな。そんなことを考えたり。」

雪をあと30回か...

具体的な数字がでてくると、突然リアルな感じを感じるもので。
すごく、印象的に心に残った言葉だった。

私はあと何回、雪を見られるだろう。

あと何回、紅葉を見られるだろう。

あと何回、桜を見られるだろう。

世界は大きく変わっていて、何がおきてもおかしくない時代。

なんとなく、ゆっくりと、楽しく、長生きしていくという選択肢も、もちろんあると思う。それもひとつの生き方だと思う。

ただ、私は、こんな特別な激動の時代に生かされている。
私にあたえられた使命をまっとうしたい。

そう思う。

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