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ジビエ肉①/いのしし肉は美容食

猪や鹿や馬や山羊などの肉は、低カロリー・高たんぱく・鉄などのビタミン・ミネラルが豊富です。そして、猪肉の脂質に関しては、不飽和脂肪酸が非常に豊富です。
「いのしし肉」と検索すると当たり前のように「ジビエ」「ジビエ料理」と出てきます。 「ジビエ」とは「いのしし肉」のことではありません。 フランス語で『 gibier 』と書きます。 日本では「食用に育てられた牛肉・豚肉・鶏肉などの家畜」と「狩猟で得た食材の動物たち」が区別されます。「狩猟で得た食材の動物たち」「狩猟で得た食材用の肉」のことを「ジビエ」 といいます。

先ほど申し上げた通り、いのしし肉の脂質は不飽和脂肪酸(※)が非常に豊富です。ダイエットで不足しがちな鉄分も、豚に比べ3~8倍多く含まれています。ビタミンB1・2・12もたくさん含まれています。疲労回復や、皮膚や粘膜や血管を健康に保ち、脂質や糖質の代謝促進の働きもあります。綺麗に痩せていくダイエットの過程で、とても大切な栄養素です。

亜鉛やビタミンDも多いことも分かります。亜鉛は、たんぱく質の代謝を促進させます。味覚にも関係しているので、ダイエット中もおいしく食事をする際に大切な働きをしてくれます。

ビタミンDは、食事の他には日光に当たることで得ることができます。ビタミンAより安定している脂溶性ビタミンであり、カルシウムの吸収を促進させ、骨形成にも関係しています。健康的にダイエットするためには、欠かせないものです。(しかし、脂溶性ビタミンは過剰摂取に注意が必要です。)

いのしし料理の店主さん(猟師さん)が話してくださいましたが、 いのししを獲る際には、散弾銃などの銃を使うと「肉の損傷が酷くなる」・「どうしても臭みが残ってしまい、硬くなってしまう」これらのことから、ワナなどを使い、そこで一撃で仕留め、素早く確実に血抜きをするそうです。 いのししに限らず、ジビエ料理の美味しさは、猟の方法や血抜き・解体処理・冷却の出来具合が大きく左右します。

※不飽和脂肪酸は、必須脂肪酸とも呼ばれています。血液をサラサラの状態にし、老化防止の働きがあります。不足すると、皮膚や腎臓のトラブル、不妊や流産、頭痛、疲れやすい症状に見舞われることがあります。代謝を正常にしたり、細胞膜の構成に関わったり、動脈硬化の予防・血中コレステロールを下げる働きもあります。
>>> n-3(オメガ3) 
アレルギー予防・中性脂肪低下・血栓予防
>>> n-6(オメガ6)
アトピーや喘息、炎症などの促進に関わりますが、適度に摂ることで血中総コレステロールを低下させます。


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