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✓贖罪の奏鳴曲/中島七里

▽あらすじ
弁護士の御子柴礼司は、ある晩、記者の遺体を遺棄した。
死体を調べた警察は、御子柴に辿り着き、事情を聴く。
だが、彼には死亡推定時刻は法廷にいたという
「鉄壁のアリバイ」があった――。

▽印象に残った文章

「きっと嘘ってのは自分に吐くものなのだろう。
だから、そういう言葉を吐き続ける奴は、
自分を騙し続けて、いつしか更生の機会を失っていく。
償いというのは言葉じゃなくて行動だ。
だから懺悔は口にするな。行動で示せ。」

▽感想
御子柴の過去は少年時代に
猟奇的殺人を犯したという罪がある。

どんな罪状でも必ず無実にしてしまうという
凄腕の弁護士になぜ御子柴がなったのか。

御子柴の過去を追いながら
冒頭に書かれた死体処理をする御子柴?
その理由と展開を知ったときの
やられた感は凄い。

二転三転する結末に
さすが面白いと言われた小説だと
納得してしまった。

御子柴シリーズおいかけようと思います。


✓贖罪の奏鳴曲/中山七里/講談社


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