2019年読んでよかった本①

年も明けて2週間以上も経つけれど、
年末にまとめておけなかった『今年読んで良かった本』をまとめておきます。

ビジネス本、新書、ノンフィクション

2019年は全部で30冊しか読めなかった…
(昔は一年間で100冊!を目標にしてたりしたのに…)

2019年の読書は、今までしてきた読書とがらっと大きく変わりました。
今までは娯楽として楽しむ事が主だった私の読書。小説やエッセイや詩などが多く、雑学的な知識や、感性は培われていたかもしれないし、純文学や古典は大事な日本語学です、読まないよりは勉強になります。
とはいったものの、読む本はときめきと気分で選ぶので、メンヘラの極み、極私欲的。
(私メンヘラなんで…)

それが、一冊の本から、今までと180度方向が変わりました。

『10年後の仕事図鑑』

『AIに仕事が奪われるかもしれない』
そんな内容の記事や見出しをネットニュースやTVなどのメディアで見かける事が重なった時期があった。
本業とは別に、なにか副業がしたいと考えていた事もあり、どうせならこれから必要とされる仕事を副業にしたいと思い、未来の労働環境や日本経済につて知らなければ!と思い手に取った本。

正直、未来に興味を持つ事は今まであまりなかった。
懐かしいものが大好きだし、懐メロや昔の映画、漫画、小説も古いものが好きだった。
ハイテクとは距離を保ちたいなと思ってしまう苦手意識があった。
3年後位の自分の将来ですら、不透明過ぎて考えたくない…
超現在至上主義人間だった私です。
自分の中でも、この本を手にした事は青天の霹靂でした。

今世の中で起こっている事、これから起こりうる事。そこから考えられる10年後の世の中に、何が必要となるか、何が問題になるのか。

想像していた内容とは違って、とてもポジティブな内容。だけれども、お気楽ではない、現実を見据えた考察。
もっと世の中を知らなければ取り残される…
ちょっとした焦りと、何故だかワクワクしている自分もいました。
この世の中の変化は、もう一度私達に何か別の職種になるチャンスを与えてくれてるんじゃないだろうか?と思いました。
別にならなくても良いのだろうけど、変えざるを得ないほど、世の中は変わる。そう感じさせる内容でした。

この本を読んだ事で、私は自分の人生を見直して、人生設計を見直そうと行動を開始する事ができました。

(そして、この本を読んだ数週間後、『年金2000万足りない』ニュースが話題となり…
さらに身が引き締まりました…)

『三つ編み』

友達に『読みたかったって言ってたよね?』と渡された本。実は、読みたいって言った記憶がない…知ってはいたけど、友達に言った記憶も、SNSで投稿した記憶もない…
『読みたそう』と『読みたがっていた』が混合してしまったのかな?と勝手に解釈。

私の手元に渡ったこの本。
この本は、フェミニスト小説。
側から見て、(ちゃんと)私はフェミニストなんだと、背筋がシャキッとしました。
私には自覚があったけど自信が無かった。でも、この本を読んで、自分や他の人の為にも、自信をもって公言していきたいと思いました。『私はフェミニストです』と。

3人の女性を巡る人生の物語。
国も年齢も立場も境遇も全く違う3人の女性。
女だからという理由でさまざまな試練に見舞われ、不自由さを、時には命の危機を感じる。
それでも、それぞれが問題に向き合い、答えを見出していく物語。

ジェンダーだけじゃない、格差、宗教、人種、様々なボーダーについて考えさせられる。
三人の人生を順々に巡っていくと、普通の事が尊い事に思えた。
あからさまな差別や虐げが無くとも、生き辛さや違和感を感じる世の中。世の中はまだまだ男性的。

ずっと抱いていた、この男性的な世の中への不満や不安が重なり、感情が揺れました、心が動きましたら。
知らなかった事を知ろうとするようになり、見ていなかったものにきちんと目を向ける、私に出来る事を探すようになりました。

読む前と読んだ後では180度、視点も考えも、性格すらも変わりました。
まだ始まったばかりですが、もう目は背けてられない、黙っていられない、そんな自分になれた事、誇りに思いたいです。

『18歳からの民主主義』

世界に目を向けると、2つの分野についてもっと知らないといけないな、と思うようになりました。
それは『宗教』と『政治』です。
各国、世界の問題は宗教が深く関わっている事が多いと思いました。そして、そこに政治が加わり、より問題が複雑化していたり、解決に向かう道を塞いでいる。その逆も有り得る。
『宗教』と『政治』の関係。
ほとんどの人が無宗教の日本では、その関係性を考える事があまり有りません。
そもそも、政治について関心が低すぎる…
そんな私も、これはまずいと思いながらも、しっかりと勉強したり、情報を集めた事がありませんでした。
世界に目を向ける前に、先ずは日本を知って、日本を変えたい!ちゃんと知らないと。
そう思い手に取った本です。

政治について、簡単な仕組みや専門家の方々の意見、哲学的な事な解釈など、読みやすく、興味を引く内容でした。

民主主義入門編としてはとても良い本です。
ここから深掘りし、どんな政治が日本には必要か考えていきたいです。
もっと知識を深めて、わかりやすく周りの発信して、同年代を巻き込んでいけるようになりたいな、と思いました。

世界に目を向ける

ミレニアム世代と言われる私達は、SNSを駆使し、世界を変えられるのではないかと、最近可能性を強く感じています。

好きなものを発信するツールから、問題提起、意見交換の場へと変わりつつあるミレニアム世代のSNS

もっと意見を言う、意思を持つ、違和感や疑問を無視しない、そんな自分達を大切にして、大人達(私たちも立派な大人だけど、もっと上の大人達)に負けないで突き進みたいと思いました。

『楽しく、世界を変えたい』
そんな2020年にしたいです。

長くなりましたが、読んで良かった本①終わり
(②も多分あります)

#読書感想 #読んで良かった本
#2020年の抱負 #ミレニアム世代
#10年後の仕事図鑑
#三つ編み #18歳からの民主主義
#ジェンダーギャップ指数
#ジェンダー #フェミニスト
#民主主義 #政治
#ビジネス本 #オススメの本