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もやブロ #10 地方暮らしは飽きとの闘い

こんにちは。ついに10記事目までたどり着きました、越後湯沢でまちづくり会社・きら星(株)の代表をやっています、伊藤(もや)です。

#熱海 #ワーケーション の続きがまだあるのですが、10記事目に伝えときたいことがあるので、一旦中断して、地方暮らしの心得についてお伝えしたいと思います。

どうして若者が地方から流出していくか?

私は、ネイティブニイガタンなので、18歳まで地方で暮らしていました。また、社会人になってからも、転勤やプロジェクトベースの中期滞在などで地方での暮らしをしています。

なぜ地方の人が流出して戻ってこないか?を考えた時に、仕事がない(という刷り込み)のは理由の1つではありますが、飽きる。というのが正直あります。
行く店も限定的、行動範囲も限定的、仲間も限定的。そしてそれによる閉塞感。だから地方はツマラナイ。地方出身の方、いま地方に住んでいる方、そんなことはありませんか?

あえて言いたい。
都会と環境が違うのは、仕方ない。
だから、いつも同じパターンで行動してたら、そりゃ飽きる。

地方暮らしとは、飽きとの闘いである

ないものねだりしても、仕方ないんです。
3分おきに電車は来ないし、コンビニまで車で20分かもしれない、美術館もたくさんないし、イベントだって数はない。ないものは、ない。
与えられたものを享受するだけだと、正直、飽きは早く到来すると思います。

でも、あるものに目を向けてみたら?
地域の中に新しい出会いを見つけてみたら?
新しい楽しみ方を組み合わせてみたら?
なければ自分で作ってみたら?

そんなことを続けていたら、なかなか飽きません。
むしろ楽しくてしょうがなくなるかも。

さあ、みんな、地方暮らしをアップデートせよ!

ちなみに誤解のないように申し上げると、私は地方から都会に出るな、とは思ってません。むしろ、一旦出た方がいいと思ってます。
都会や東京での暮らしが合ってて、必要という方も多いです。例えば芸能関係の方とかは、地方にいるよりチャンスの数が違うでしょう。ライブハウスに行くのがライフワークな人や、下北沢が好きすぎる人、そのまちが気に入ってて、そこで暮らしたいと思ってるならそこで暮らせばいい。シンプルにそれだけ。いろんなまちに住んで知る、都会や故郷の良さってある。
地方暮らしを増やす活動=東京一極集中は悪、みたいなセンテンスでこの事業を進めるつもりはありません。そうじゃなくて、まちの多様性を認め、自分の理想の暮らしを実現できる場所を探すことを提唱していきます。理想の暮らしが、六本木ヒルズならそれはそれでいい。でも東京で暮らす理由が通勤くらいしかなくて、地方暮らしを求めているなら全力で応援させていただきます!

追伸

私がこの事業を起こすまで、地方暮らしに全く興味がなかった夫わたまが今朝言った一言。

フジロックが終わった日曜日に、帰らなくていい生活なんて最高、楽しみ。

フジロックの麓で暮らせる生活が待ってる。待ってろ、湯沢!復活したナンバガが、今年のフジにも出てくれますように。

「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。