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『どこかいきのバス』

お母さんとけんかして家出したぼくの前に、
どこかいきのバスがあらわれた。
バスだったのに、船に姿を変えて無人島に連れて行ってくれた。
そのあとは飛行機になって家の裏山へ。
だんだんおなかもすいてきて、ちょっと家に帰りたくなってきた。
だけどバスは必死に止めてくる。
このバスの正体は…?

お母さんとけんかして家出!なんて、小学生くらいのお子さんなら少し憧れたりするんじゃないでしょうか。
私はしたことあります、家出。正確には家出をしたふりをして、押し入れに隠れていたのですが。どうして見つかったのか今でも不思議。
威勢よく飛び出して、もう二度と帰らないと決めたものの、やっぱり心細くなってしまう様子が、危ないことが起こらない分、丁寧に描かれています。
バスの正体もとっても可愛いです。表紙で気付くかも?

井上よう子・作/くすはら順子・絵
ページ数:72ページ
対象年齢:小学校低学年から
2013年8月

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