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『ハロウィン KILLS』の恐怖は、想像を上回っていました。

こんにちは!
映画チア部の(かず)です。
10月31日といえばハロウィンですね!
日本でもお馴染みのイベントとなりました。
今年の仮装はもう決めましたか?
ぼくはSNSでみんなの仮装写真を楽しみます(笑)

今回の記事は『ハロウィン』シリーズの最新作『ハロウィン KILLS』を紹介します!!

前作『ハロウィン』(2018)から3部作の公開が予定されているのですが、『ハロウィン KILLS』は2作目となります。

マイケル・マイヤーズの恐怖が更に増した今作に注目です!

サブ3


あらすじ

前作『ハロウィン』(2018)では、ローリー、カレン、アリソンの親子3世代が、殺人鬼ブギーマン(本名:マイケル・マイヤーズ)を自宅の地下に閉じ込め家を燃やすことに成功しました。

これにより、マイケルとの戦いに終わりを迎えたように思えたのですが、炎で包まれる家に消防隊員たちが、ローリーたちを乗せるトラックと入れ違いで現場に向かっていました。ローリーたちが消防車を見つけると「Noー-!!」と叫ぶも、その声は虚しくも届かず、消防隊員たちはマイケルを炎から救出してしまうのです。

そして救出されたマイケルは、救出に現場に駆け付けた消防隊や警察官を皆殺しにし、再び殺人鬼ブギーマンとして、人々に恐怖を与えるのです。

サブ4


注目ポイント① 
”前作を上回る殺人鬼ブギーマンの恐怖”

前作『ハロウィン』(2018)では、精神科で入院するマイケル・マイヤーズが殺人鬼ブギーマンと化し、街中の人々を恐怖に陥れる存在へとなるシーンが映画の序盤で描かれていました。

今作は完全に前作の続きなので、冒頭から前作で感じた恐怖がフラッシュバックのように蘇ります。その恐怖は突発的に心の奥から戻ってくる感覚で、映画が始まってすぐ恐怖の緊張感に襲われます。

そして最初から恐怖シーンが描かれ、人々を殺害する方法もより残虐になり、息つく間もない程の恐怖を観ている側にも与えています。

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注目ポイント②
”恐怖が人の行動を変える心理的描写のすごさ”

今作の注目ポイントは、恐怖に晒されつづけられる人々の心理を表現していることです。

私達は日常生活をする中で、自分自身が社会的規範に従い道徳のある者だと考えていると思います。もちろん、それは多くの人にとって当たり前の考えであるはずです。しかし、私達が当たり前だと考えている日常生活での社会的規範や道徳は、非日常化した時に変化する可能性を含んでいると思います。

なぜなら、私達の考える社会的規範や道徳は抽象的なものであるからです。なんとなく、思い描いている規範は、ある条件を与えると変化する場合があります。その一つは”個人”の命が危険にさらされる時です。

死を感じる恐怖から逃れるために、人は自分自身を守らなければいけません。その時に社会的規範や道徳を優先させた場合、死ぬ可能性があります。人の最大の目的は生きることなので、死を感じる恐怖から逃げる行為は取るべき行動なのです。

今作では、殺人鬼ブギーマンの恐怖が個人だけでなく、集団にも影響を与えるシーンがあり、日常的行動が非日常的行動に変化する人々の狂気的で、ありのままの人間の姿を描いています。

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注目ポイント③
”感染した恐怖が余韻となる”

映画を通じて感じる恐怖は、観賞者の心に共鳴するところがあるかもしれません。

注目ポイント②でも紹介した、今作の心理的描写は誰もが体験したことがある。あるいは、これから体験する可能性があるものです。

その恐怖は、観ている側自身にも与えるかもしれません。

そして、マイケルの恐怖が感染したように感じた時に、余韻は鑑賞者自身を律する道徳になり得る気がします。

この映画で描かれる心理的描写は、スプラッター映画を楽しむだけに留まらないかもしれません。

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初見でも楽しめるのか?


今作は『ハロウィン』(1978)のリメイク版の第2作となります。なので、ここまで読んで観に行こうと思っても、前作を観てないことで断念する人もいるかもしれません。

しかし待ってください。

今作『ハロウィン KILLS』は初見でも楽しめる要素があります。

要素①
カップル映画として楽しめる。恐怖にさらされ続けるので、隣の恋人に寄り添いたくなると思います。

要素②
今作だけでも一つの作品としてストーリーは楽しめます。殺人鬼VS市民の闘いとして観ていただければ大丈夫です。

ここまで要素を2つ挙げましたが、やはり前作を観てから今作を観ることをオススメします!!

その方が絶対に面白いからです!!

サブ2


今年の10月31日のハロウィンは日曜日なので、ハロウィンナイトに映画館で恐怖を味わっていただきたいです!



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