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本当に学生が作った映画!?オムニバス映画「ヌーディストーション〜ゆるふわの乱〜」 vol.1

みなさん、こんにちは。
映画チア部の(まっぴぃ)です!

先日(かず)と一緒にバンタンデザイン研究所にインタビューにいってきました!

というのも、バンタンデザイン研究所の学生らが作ったオムニバス映画「ヌーディストーション〜ゆるふわの乱〜」が、12/18(土)から大阪・十三シアターセブンにて1週間限定で上映されるんです!

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学生が作った映画が映画館で観られるなんてなんと贅沢なことなんでしょう!

今回、5人の監督に、作品や撮影についてインタビューを行ってきました。

監督 集合

監督へのインタビューも交えて、それぞれの作品を紹介していきます!


『妻のワクチン』

監督:三河内夏希(2年生)
 出演:芳野桃香、流石矢一、やっさんブル

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〈あらすじ〉
未知のウイルスが蔓延する世界。対抗手段であるワクチンを手に入れるためには、「ポイント」をためていかなければならない。妻のためにポイントをあつめる、やさしい夫。しかし妻は、別の男に流されていく。

【三河内監督 インタビュー】

三河内監督

Q. コロナ禍の撮影ということで、学校生活などでコロナの影響はいかがでしたか?

入学した最初はコロナがすごくて、最初の1、2カ月はオンラインでした。
クラスの人とも実際に会わずに授業が始まってしまい、
映像ってみんなで協力し合ってやるものなので、不安はありました。
でもみんなすごく良い方達で、コロナが関係ないくらい仲良くなれたので、
作品をみんなで作っていくことができました。

Q. 設定の発想の原点はコロナ禍から始まったのですか?

そうですね。結構SFものとか、ディストピアな感じが好きで、
ポイント制で管理されているというものを取り入れたかったんですよ。
そうなった時に、「今の限界的な状況が使えそうだな」と思いました。
それにワクチンを受けられるというポイント制度をプラスしています。

Q. 映画でマコトさんのセリフに繰り返しが多いように感じ、少し独特な印象を持ったのですが、あれは監督が考えられたのですか?

脚本は書いていたのですが、俳優さんが積極的に役の人物が
言いそうなことを考えてくれて、みんなで試行錯誤して仕上げました。

Q. マコトさんは、彼が持つユカさんの理想像に基づいて行動していたように感じました。私達も家族や友人や恋人と接する時に理想像として接しているように思うのですが、作品でも意識されたところはありますか?

そうですね。基本的にマコトはユカのことがすごい好きで、
ユカのためなら何でもするみたいな感じでした。
一応、二人は夫婦なので、円満だった時期もあったわけじゃないですか。
でも、二人で生活する中で、ユカはマコトの何かに不満を感じて、
別の男の方に行ってしまいましたが、それを通じて、
マコトの愛情が正しいのか正しくないのかを問い掛けた内容になっています。

Q. 今回の作品のテーマが「ヌーディスト―ション」でしたが、作品作りを通して、自分をさらけ出すことはできましたか?

はい。できたと思います。結構心を痛めながら脚本を書いて、
自分のために必死になって人を利用してまで汚いことをする人間も、
人のために全力を尽くす人間も、みんな私の中にある感情からでてきたものだし、
充分さらけ出せたと思っています。

Q. 最後に作品の見所をお願いします!

ユカとマコトが夫婦で、最初は円満だったはずなんですけど、
良くない状態になってしまって、少し温度差のある関係を描写してみたので、
そこに注目して欲しいです。
「なんでユカは尽くしてくれるマコトに冷たくなってしまったのか?」
を考えながら見て欲しいです。


『水槽の中のエトセトラ』

監督:上尾聡一郎(2年生) 
出演:殿との(少女模型)

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〈あらすじ〉
雨が降っていない日に、赤い傘を持って街をすり抜ける黒い服の若者。無機質なその場所で、若者は何を探し求めているのか。


【上尾監督 インタビュー】

上尾監督

Q. コロナ禍の撮影ということで、学校生活などでコロナの影響はいかがでしたか?

ぼくも三河内さんと同じで、最初はリモートで入学式もなく、
そのまま流れるように始まった学生生活なんですけど、
作品を学校で作っていく中で、自分たちの力とか学生生活を実感できて、
この学校に来てよかったなと思えるような作品を今回撮りたいと思いました。
逆にコロナだったからこそ、これだけ頑張って、
映画製作を諦めずにできたとプラスに考えています。

Q. 僕たち学生が抱きやすい「このままでいいのかな?」という葛藤を解決に導くようなメッセージ性を感じたのですが、そのようなメッセージ性を意識して作られたのですか?

そうですね。僕自身も就職活動の経験や、この後東京で働くことも決まっていて、現時点での状況も落とし込んでいけたらというのが最初の着想で、
同世代のキャストの方もお呼びして、
今の自分だからこそ撮れる映画を撮ってみたいという気持ちで製作しました。
なので、そういう感覚を抱いていただき、本当に嬉しいです。

Q. 短編にすることは最初から決めていたのですか?

そうです。自分自身も長編より短編の方が好きで、
一人で製作するスタイルを今までも続けてきて、今までやってきたやり方で、
ある種の集大成みたいな感じでやっていけたらと思い、
5分程度で撮ることを最初から決めて製作していきました。

Q. 今回の作品のテーマが「ヌーディスト―ション」でしたが、作品作りを通して、自分をさらけ出すことはできましたか?

そうですね。概ねできたと思うんですけど、
やっぱり照れ臭い部分や、学生の部分もあると感じますね(笑)
もっとさらけ出してもよかったとは思いますね。
自分の中を見せるような、作品にしてもよかったと思います。
でも、自分の言いたいことや思っていることを上手く落とし込めたと思いますし、観た方にも何か共感を感じていただければと思います。


Q. 最後に作品の見所をお願いします!

一人の女性が、次の世界、次のステップへ羽ばたいていく作品なんですけども、
今まで囲まれていた水槽の中で起こっていたことから外に飛び出していく、
前向きなメッセージで作品を一本撮ったので、そういった部分を観た方にも感じてもらい、前向きになって実際の行動に移してもらえるきっかけになるような
映画になればと思っています。


いかがでしたか?今回は二作品を紹介しました。
残りの三作品も、続くvol.2にてたっぷりとご紹介しますので、そちらも合わせてご覧ください!

「ヌーディストーション〜ゆるふわの乱〜」12/18(土)〜12/24(金)大阪・十三シアターセブンにて上映!

5人の若き監督たちの、個性溢れる作品をぜひ劇場でご覧ください!!

↓シアターセブンのHPはこちら


執筆:映画チア部神戸本部(まっぴぃ)
協力:映画チア部神戸本部(かず)

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