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今こそ観たい!沖縄映画!!『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』vol.1


学生のみなさんは、沖縄と聞くと、何を想像しますか??

「きれいな海!」

「修学旅行!!」

「夏の思い出!!!」

なかなか遠出をするのが難しい、こんなご時世だからこそ、恋しく思っている人も多いのではないでしょうか??


今回は、そんな皆さんに向けて、10/3より元町映画館で公開される映画『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』をご紹介!!

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大手レビューサイト・Filmarksでも4.1点(5点満点中)という高評価を叩き出している本作は、ある少女の視点から語られる沖縄のドキュメンタリー映画

ちなみに、現在、実施中の学割シネマキャンペーンを使用すれば、なんと、学生は500円で鑑賞可能!!

ぜひ、興味を持った方は、元町映画館に足を運んでみてください!!


あらすじ

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沖縄・那覇市にあるフリースクール・珊瑚舎スコーレ

10才の子供から70歳を越える高齢者まで様々な世代の方が学ぶ学校に、ある日、15才の少女がやって来た。

彼女の名前は坂本菜の花さん。

本州から、とある理由でやってきた彼女は、沖縄の過去と今を学び、純粋な言葉で思いを綴っていく……。


今だからこそ知りたい!沖縄のこと!!

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出典:https://eiga.com/movie/81486/gallery/5/

近年の日本映画界では「沖縄」を舞台にした作品が増え、さらには、その時事問題に深く切り込んだものが多く作られています。

例えば、そんな作品の一つが、豪華俳優陣共演のミステリー映画『怒り』

指名手配犯の正体を追うミステリー映画である本作は、3つの物語を同時進行で描いていきますが、広瀬すずさんが登場する沖縄パートでは、米軍兵による暴行事件が題材に……。

また、佐野勇斗さんや山田杏奈さんが共演した青春音楽映画『小さな恋のうた』でも、時事問題への鋭い視点は同様。

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出典:https://eiga.com/movie/89219/gallery/5/

高校生バンドの青春を軸にしながらも、米軍基地のフェンスを隔てた少年少女の恋愛物語も描かれており、鑑賞後、「もっと、今の沖縄の様子が知りたい!」と思わせてくれる名作でした。

では、現在の沖縄では、実際、どんなことが起こっているのでしょうか??

その様子を知ることが出来るのが、ドキュメンタリー映画『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』なのです!!


少女の視点で描かれるドキュメンタリー

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ドキュメンタリー映画と聞くと、少し苦手な人もいるかもしれません。

しかし、そんな人でも安心して楽しめるのが本作。

『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』では一貫して、本土からやって来た少女・坂本菜の花さんの視点で出来事が語られていくため、まるで、一緒に学んでいくような感覚で「沖縄」について知ることが出来ます。

美しい海のこと、米軍基地のこと、沖縄で生きる人々のこと、オスプレイのこと、珊瑚舎スコーレのこと……。

菜の花さんの素朴な言葉で語られていく沖縄の姿は、とても分かりやすく、ドキュメンタリー映画の入門者にこそオススメしたい作品と言えるのです!


監督インタビュー①

そんな本作『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』ですが、先日、大阪に監督である平良いずみさんが来訪

この機会に合わせて、映画チア部メンバーからもインタビューを敢行させていただきました!

今回は、この記事の筆者である(てつ)のインタビューを掲載させていただきます。

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Q. もともと、記者を目指していた過去があったという平良監督、今回、文章ではなく、映像として伝える際に工夫したことはありますか?

A. 

映像だと、言わずもがなで、その場所に飛び込んだり、人の複雑な表情を映すことが出来るのが長所だと思っています。また、映像の持つ力は私たちの想像を超えるものだと信じています。

今回の作品では(主演の菜の花さんに)「インタビューをしない」ということを意識しました。そのため、取材後にノートを書いてもらい、その言葉をナレーションにしています。

こっちが引き出したい言葉をだすのは簡単ですが、そうではないことを記録できるのが映像だと思っているので、映像と彼女の持つ言葉の力が重なるように編集しました。

ちなみに、構成上、2行程度、製作側で考えたナレーションを読んでもらおうと考えたこともあったのですが、収録の際、どうしても、つっかえてしまい、カットしたことも……。

正直で感度が高い菜の花さんの言葉を大切にして、押し付けにならないよう、一緒に作りました。


Q. アナウンサーからドキュメンタリーを作るという経緯が珍しいと思ったのですが……?

A. 

実はローカル局では珍しいことではないんです。普段の仕事も取材活動が8割で記者に近いため、テレビ局に採用されたのも記者志望だったというのが大きかったと思います。

2年目から30分程度のドキュメンタリー制作を始め、6,7年目で1時間程度のドキュメンタリー番組を作ることになりました。

『標的の村』の監督・三上智恵さんも同じような経緯で、ドキュメンタリー映画の監督をしている方ですね……。


Q. 1時間尺のTV版から2時間尺の映画へと生まれ変わった本作。どのような選択基準で追加シーンを選びましたか?

A. 

もともと、TV版は2時間尺で、身を削るように1時間に編集しました。

その後も取材を続けていたため、「珊瑚舎スコーレを卒業した後の菜の花さん」や「沖縄県知事(本土復帰後第7代)の翁長さんの話」を追加、また、「珊瑚舎スコーレのミュージカルのエピソード」など、TV版で泣く泣く削った場面も復活させています。


さて、いかがだったでしょうか??

今回紹介したドキュメンタリー映画『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』は、10/3より元町映画館2週間限定上映。

前述の通り、学生は学生証を提示すれば、鑑賞料金が破格の500円になるオトクな学割シネマキャンペーンも実施中!!

ぜひ、興味を持った方は、映画館に足を運んでみてください!!


参考



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