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プーチンのウクライナ侵攻を見て想うコト ①認識を改める


 2月24日、ロシアがウクライナに侵攻しました。
 これは紛れもない「侵略戦争」です。 決して許してはなりません。
 この先、何がどうなるのか分かりませんが、この日は「世界秩序が崩れた日」として刻まれることでしょう。 東日本大震災も新型コロナもそうだったように、私たちは歴史教科書に載る出来事が起きている時代を生きています。

 この戦争は決して他人事ではありません。 それは「日本が他国に攻められたら」とかそーいうのを超えて、思想信条関係なくみんなでこの崩れかけた世界秩序を守らなきゃいけないのだと考えます。

 今日で侵攻から3日経過していますが、一連の報道等を見て想ったコトを何回かに分けて書き綴っていきます。 もし宜しければおつきあい下さい。


 まず初回は、何となくでしか知らなかったウクライナ情勢について、侵略戦争開始後にTwitterで知ったコトを載せてみます。
 現地ウクライナの方がFacebookに投稿されていた「実情」です。

 ただ、最初にお断りしておきますが、この内容はあくまでこの方が感じている「実情」であり、立場が違えば見方も変わるのが常であり、これを以てウクライナ情勢の真実だとは捉えないでいただきたく。 次回に詳しく書こうと思っていますが、こういう有事の時こそ情報に対して何でもかんでも飛びつかずに一定の距離を取るコトが大事だと思うので。
 以上を前提とした上で、読んでいただければ、と。

 まとめますと以下のようになるかと。

①ロシアは2014年からウクライナを侵略している
②ウクライナ東南地方は「親露勢力」が多いのではなく「ロシア軍」による実効支配である
③東南地方やクリミア半島にロシア系住民が多いのは第二次世界大戦前にスターリンがウクライナ独立を阻止するためにその地方の住民の命を奪い、ロシア人を送り込んだため
④ウクライナでロシア語は禁止されていない。 数年前に公共施設ではウクライナ語対応と法改正したもののロシア語は広く使われている
⑤ウクライナはれっきとした「独立国家」である
⑥ウクライナは2014年まで戦争をしてこなかった

 まず②、頻繁に目にする「親露勢力」という言葉になんとなく違和感を感じていたのですが、2014年にロシア軍が侵攻し東南地方を実効支配し続け、そして今回ドネツクとルガンスク地区がウクライナからの独立を、何故かロシアから承認してもらったという奇妙なストーリーだというコト。 日本に置き換えるならば韓国軍が実効支配している竹島を、韓国が日本に断りも無く韓国領だと宣言したようなもの。 そう考えると如何に横暴な行いをしているかが分かります。

 ③や④はウクライナとロシアの歴史として知っておかなければならないものかと。 ロシア革命後に民族運動が起こり1917年に「ウクライナ人民共和国」となったものの第二次世界大戦後にソビエトに合併され、ソビエト崩壊後の1991年に独立を果たした歴史が有り、ソビエトに合併される際には相当な迫害や虐殺を受けたという悲しい歴史があるというコト。 それが⑤に繋がるのですが、そうやって勝ち取った「独立国家」なのだから、軽々しく「ウクライナがNATOに加盟しなければイイじゃん」などと言ってはダメで、独立国家であるウクライナのコトはウクライナ国民が決めるべきであり、それが如何なる結果になろうとも(他国を侵略したり人民の命を奪ったりしない限りは)尊重しなければならない、というコトを、私はこの投稿から学びました。
 繰り返しになりますが、これはあくまで投稿者から見た「実情」でありこれが全て正しいとは限りませんし、正しさなんて立ち位置でいくらでも変わるのは世の常です。 それを前提としつつも、私はこの内容を前提にしてウクライナ情勢を今後も見て行こうと思っています。


 次回はウクライナ情勢の報道と、それとの「接し方」について書く予定です。




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