【レポート #42】愛知県・北名古屋市議会議員選挙レポート(2022 4.17)
都市部の議会議員選取材というのも初めてでしたが、日本維新の会が候補者を擁立した議会議員選を取材したのも初めてでした。 維新候補が出た選挙自体は昨年の衆院選長野2区で見ていますがそちらは当選の可能性が低く、比例票の掘り起こしが主な目的だと推測できたため、維新が党全体で応援している様子は正直ありませんでした。 ただ今回は市議選であり当選の可能性が高く、そのようなケースで維新がどのような選挙運動をするかが最大の注目でした。
そして実際に見た結果、維新の選挙にかける本気度と強さの秘密、そして維新の恐ろしさに触れた選挙戦を、レポートします。
◆概要
・・・については同日投開票があった「北名古屋市長選挙レポート」に書いてありますので、そちらをご覧ください(無料部分で読めます)。
◆立候補者(21/24名)
◆POINT
①公明、共産候補者の獲得比率を見る
どの議会議員選挙でも候補者を立てている公明党と共産党。 この選挙では共産が2名、公明3名立候補しており、その方々の当落はもちろん、全体票における党獲得票の比率を前回の市議選と比較して見るコトで、その党の「現在地」が分かります。 普段から議会議員選挙レポートでは公明と共産については前回と今回の選挙結果を比較していますが、北名古屋市のような大都市近辺の自治体においてどのような結果が出るか、注目するところです。
②維新候補者の獲得票数が気になる
冒頭に触れたとおり、今回、日本維新の会が候補者を擁立しています。 調べてみると2014年の市議選にも候補者を擁立→当選しており、
それが今回も立候補し当選した阿部 武史(あべ たけふみ)候補なのですが、阿部氏は2018年の市議選では無所属になっており、維新としては8年ぶりの議席獲得を目指す形です。 ともあれ(比例とはいえ)地元から維新の衆院議員が誕生した現在は8年前より勢いが増しているハズであり、市議候補の当選は間違いないとして国政での支持率UPと相まってどれほどの票を獲得できるか、気になるところです。
それでは、まずは取材出来なかったのですが気になる候補を取り上げておきましょうか。
◆これも “ワンイシュー” と言うのだろうか・・・
何故か剣道着姿でポスターに写っている浅利 公惠(あさり きみえ)候補。「子育て応援」という主張は最もですが、それ以外の情報が(剣道着も含め)気になるところ。 と、いうコトで選挙公報を見てみますが、
書いてるコトがポスターとほぼ同じという。 Facebookを見てみても家族の話が大半なプライベートアカウントのようで、ニックネームが「ange meilleur」(フランス語で「笑顔の天使」)というコト以外の情報が(剣道着も含め)分かりません。 とはいえ、ただひとつのコトをやり遂げるために政治を志すというのも市議レベルならアリだと思うので(県政、国政レベルだとそうもいかなくなるが)、3選目も引き続き頑張っていただきたいものです。
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