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「8月6日」と「8月9日」


 タイトルの日付は、言うまでもなく広島に原爆が投下された日と、長崎に原爆が投下された日。

 沖縄人の私はどうしても「沖縄戦」に対する想いが強くなってしまいますが、当然ながらこの両日は絶対に忘れてはいけない日です。

 これらを考える上でオススメの配信を御紹介。
 いずれも広島県在住のジャーナリスト、宮崎園子さんと、長崎県出身のジャーナリスト、高瀬毅さんが出演しています。


①論壇フェス「ヒロシマ・ナガサキ 被爆地のいま」

 8月3日/4日に伊豆で行われた配信メディアが集うイベント「論壇フェス」でセッションのひとつとして行われた対談。 政治利用されまくっている広島の現状と、その悲劇が「ヒロシマ」に内包されて見られる長崎の存在を、それぞれの視点で語っています。

『広島が「世界で初めて核を落とされた地」であることは揺らがないが、長崎は「長崎を最期の被爆地に」と言っている。これは核兵器廃絶を本気でやらないと保てない』

という言葉に「8月9日」の重要さを思い知らされます。
 有料配信になりますが、30以上のセッション(論壇)が見られて¥3,500という価格は、配信を買い慣れている方なら格安だと分かっていただけるハズです。 11月頭まで見られるので、コチラから御購入いただければ、と。 オススメです。


②デモクラシータイムス「G7大使『長崎』ボイコット 政治利用される平和の式典」

 コチラは長崎の平和祈念式典にイスラエルを招待しなかったコトに対し米英などの(日本を除く)G7各国が大使を派遣しないとしたアトの収録で、宮崎さん高瀬さんに「核兵器廃絶国際キャンペーン国際運営委員」の川崎哲さんを加えた配信です。 お二人とは違った視点で長崎と広島について語っており、また新たな気づきが有るので、オススメです。


 それにしても、つくづく思います。

中村キース・へリング 作)

 このポスターは1986年から95年まで広島を中心に行われた「広島ピースコンサート」の88年版のもの。 多くのミュージシャンが次々と出てくる、今でいう「フェス」ですが、出演者はノーギャラで売り上げは寄付されたそうです。 当時沖縄に住んでいた私にとってこのようなイベントは憧れでしたが、同時にキャッチコピーの「平和がいいに決まってる!!」という言葉が印象深く残っています。

 そう、間違いなくそうであり、それに異を唱える人などいない・・・ と思っていたのに、世界各地で起こる戦争やSNS等で飛び交う言葉の暴力を見ると、平和を望んでいない人の方が多いのかとさえ思ってしまう時も有りますが、私はまだ、そしてずっと、この言葉を信じていたい。 そう思った、79回目の8月9日でした。


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