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長野で食べる沖縄そばと、国葬「ギ」

 数年前、長野県某市のショッピングモールのフードエリアに入っている「九州・沖縄料理専門店」に入ったコトがありました。
 そりゃ滅多に行けない故郷の味、恋しくてたまらないので導かれるように入っていくのです。

 当然のように沖縄そばを注文した私。
 ただそこはどうやら九州料理がメインらしく、出てきたそれは、豚骨ラーメン長崎ちゃんぽん沖縄そば足して5で割ったような代物で、沖縄そばに入っているワケがない「キャベツ」が具として入っており、そんな “りの沖縄そば” に腹を立てた私は箸をつけずに店を出た、、、いほどアタマに来ていましたが、渋々食べたのでした。

 逆に、これまた数年前、沖縄に帰省した際に友達と那覇市のショッピングモール内のフードエリアに入っている「和食専門店」に入ったのですが、そこで天ぷら定食を頼んだら添えられていた蕎麦が長野で普段食べている蕎麦とは全然違う見た目&味わいで、それはもう “蕎麦状のなにか” とわざるを得ないないものだったというコトもありましたね。

 ともに本場の味に近づけないのは仕方ないにしても、近づけようという努力も感じられない、「沖縄そば “風” 」「日本蕎麦 “風” 」というものだったと解釈して、納得するしかありません。


 こっから無理矢理政治の話に繋げていきますが(汗)、今月27日に予定されている「国葬」も、上記の料理みたいなものだと解釈しとけばイイのかなぁと。
 閣議決定による決定を可能とするがあまり「国葬」ではなく「国葬」になったと。 つまり、

「国葬 “風” 」

 国葬、みたいなものをやるんだな、と捉えれば、あまりカリカリせず、政府のポンコツ具合を楽しめるかと。


 ちなみにさっきから何で「国葬」とカタカナを混ぜているかというと、政府発表の通り「儀」という字を使うと考えるからムカついちゃうので、例えば、

「国葬 “疑” 」

 もしくは、

「国葬 “偽” 」

 という字を使えば丁度イイのかなぁと思ったり。

 また、国葬ギを発表したころ岸田総理が無理矢理ひねり出した新語を言い間違えて「国儀葬」と言っていましたが、コレもいっそのコト、

「国偽装」

 としてしまえば丁度イイんじゃないでしょうか(笑)


 ちなみに私は、国葬ギをやるコトについては、「もう好きにすれば?」という冷めた目で見ています。
 そもそもなんで閣議決定で通そうとしたのかが理解できない。 こーいうコトは国会を通すのが筋だという原則論は勿論ですが、その国会でも与党が多数を持っているワケで、しかも直前に参院選をやったワケで、その圧倒的な議席を国会で有効利用する。 例えば8月の臨時国会をお盆前までの数日延長し、そこで議題にあげれば簡単に通るでしょう。 内容が内容だから野党も強く反対できないでしょうから強行採決する事態も避けられただろうし。 そうやって市民の代表が集まる国会を通せば胸張って「国葬」も出来ただろうに。 だからつくづく「下手くそだなぁ」と冷めた目で見ているのです。

 別の手としては一旦「国葬」をぶち上げといて、当然世論の反発が来るだろうからそこで「国民葬」と一段ランクを下げる「妥協」演出すれば、反対する世論も拳を降ろさざるを得なかっただろうし、しかもクラウドファンディングを実施してネット右翼の皆様からお金を巻き上げれば、結構な金額が集まったと思うんですよね。 それこそ、

「“高須クリニックpresents” 安倍晋三元総理大臣 国民葬」

 みたいに “冠興行” にするコトも可能でしょう(笑)


 まぁ冗談はこの辺にして。 私は安倍さんを葬送するセレモニーは必要だと思っています。
 当然ながら安倍政治の殆どが許せないものばかりですが、セレモニーのやり方をどうするかは置いといて、選挙という市民が権利を行使する場において銃撃されるという悲劇はショックだったし、その事件に対して政府が何もしない、というのはサスガに無いだろう、と。
 例えば「内閣・自民党合同葬」になったとしても党に政党助成金という形で税金が入っている以上は、国葬だろうが国葬ギだろうが国民葬だろうが何だろうが、政府が絡めばその殆どが税金になるのはシステム上さけられないですから。

 ただね、いくら(私を含めて)憎い安倍さんでも、今のままではその葬送セレモニーが行われる武道館の周辺で反対運動が展開されるワケでしょ? 安倍さんのコトだからそんな状況すら楽しんでいるかもしれませんが、葬送という場でも世論が二分される事態を、政府はどうにかして避けるべきだったのではないでしょうか。 こんなヒリヒリした時代を生きるのは、つらすぎるよ・・・


 あっ、そうそう、

 国葬ギの費用が16億円と出て、その内訳で「警備費用として8億円程度」と書かれていますが、

 コチラの配信で語られていますが、警備のために警察官が全国から派遣される、その費用は各道府県持ちだそうですよ。 一旦、道府県に出させて、あとから地方交付金で返還するそうです。 「お金に色はない」ので、このシステムを用いれば形式上の費用を抑えられるコトができ、その警察官派遣費用を加えると、実際は桁ひとつ多くなるのではないか。 というコトのようですよ。


 つくづく、汚いねぇ、、、




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