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選挙結果振り返り(2024 4.28投票)


 3つの補選で全国が盛り上がりまくっている中、同日にひっそりと投開票が行われた地方選挙をまとめています。 アトから効いてくる場合が有るので、こーいう時も記しておくのが大事だと思っています。

 内容も軽めなのでサラリと目を通していただければ充分なのですが、ただひとつ、“あの” 政党に所属していた人物が首長に就任していますので、やっぱり日本のどこかでエライことが起きてたりするのですよ。 ハイ。




◎東京都・福生市長選挙

 五期目を目指す自公推薦の現職に、共産推薦の元小学校教諭が前回に続いて挑む一騎打ちは現職が3倍近い差をつけて圧勝しました。

 ・・・まぁ、それ以上語るコトは無いのですが(汗)、こういう結果が出るコトも承知の上で立候補した本人と推薦した共産党には頭が下がります。 こういう役割を共産に担わせ続けている他の野党は反省してほしいですね。
 実際、新人候補の得票率が前回の約23%~約28%に上昇しており、現職に対する批判が増していると示すコトが出来ました。 4年に一度、民意を示し推移を表すコトが出来る。 だから選挙は大事なのです。

※ただし「選挙出まくりマン」、あんたは論外


◎岐阜県・山県市議会議員選挙(定数13/17人)

 現職11人、新人6人が立候補し、政党別では公明・立憲・共産・維新が1人ずつ立てた、女性候補3人の選挙は現職新人2人ずつが落選。 女性候補は全員当選しました。

 「今週の維新」 岐阜県シリーズ第三弾は、最下位落選でした。

(東海ブロックの地方選結果)
(クリックやタップで拡大してご覧ください)

 今月、3つの市議選に候補を立てた岐阜の維新でしたが、結果は1勝2敗。 しかも負けは2つとも最下位で貴重な1勝も最下位当選。 内容が悪すぎます。 保守王国・岐阜において維新がつけ入る隙が無いのは党としても承知で、来たるべき国政選挙にて比例票を掘り起こすための議員を増やしたいトコロなのでしょうが、道のりはかなり厳しそうです。

 対して立憲は前回に続いて最下位当選。「39歳女性」という人物が2回連続最下位当選というのは、単に地盤が無いだけか、それとも他に理由が有るのか、気になるトコロです。

 そして共産は新人が8位当選。 今期を以て退任する現職が前回9位でしたので、票をキッチリ引き継げたのではないでしょうか。


◎和歌山県・白浜町長選挙

 4期目を目指す現職に「元衆院秘書」「元参院秘書」そして「元参院議員」という強い肩書きを持つ新人3人が挑んだ選挙。 最後に抜け出したのは、元参院議員。 初当選を果たしました。

 まさかの元参院議員、大江康弘氏が当選しました。 確かに政治活動の実績はピカイチですが、なんといっても元幸福実現党所属で国会議員をやられていた人です。 これにより、幸福実現党所属経験のある首長が爆誕しちゃいました。
 31歳と32歳の若手2人が一本化できれば違った結果になったかもしれませんが数字を見ても一本化していたら必ず勝てると言えないほど票差は開いており、町民は大江氏の実績に頼るという決断をしたのだと思われます。


◎愛媛県・西予市議会議員選挙(定数18/21人)

 現職17人、新人4人が立候補し、政党別では公明共産が1人ずつ立てている、女性候補4人の選挙は、現職2人新人1人が落選し女性候補は全員当選しました。

 前回7位で当選した現職が退任し女性新人を立てましたが、なんと2位当選!  得票も前回から1割増しで公明候補をも上回る結果を出しました。 退潮傾向が続く中で、この結果は嬉しいでしょう。


◎佐賀県・神埼市長選挙 

 前の市長がふるさと納税事業を巡る官製談合事件で逮捕→起訴となり辞職し、次の座を県健康福祉部の元部長と医師の2人で争う一騎打ちは、元県職員が順当勝ちで初当選を果たしました。

 元医師というのが「反ワク」界隈で有名な人で、候補者なのにtwitter-Xが凍結されてしまうような「アレ」な人なので、落選は当然。 惜しむらくは得票率が10%を超えて供託金が返還されるコトですね。 残念。


◎佐賀県・神埼市議会議員補欠選挙(定数1/2人)

 2018年に初当選するも、2期目を狙った2022年に落選した元職と、2010年から3期務めるも2022年に落選した元職による一騎打ちは、2期目を狙った、まだ若い候補(69歳)が当選しました。
 相手候補が74歳なので、そりゃまあこーいう選択になりますわなぁ・・・


以上です
当選された皆様の御活躍をお祈り申し上げます



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