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選挙結果振り返り(2023 12.17投票)

 先週は地味な選挙が並びましたが、主役は二週連続で、維新でした。
 まぁ、維新にとっては “もらい事故” みたいな部分も有るので、少し同情したくもなりますが・・・

 何が有ったのか、結果を見ていきましょう。




◎青森県・田子町長選挙

 4期目を目指す現職に元町職員と元町議の新人2人が挑む選挙は、現職が4選を果たしました。

 新人2候補の票を足しても現職には届かず、圧勝といって良いでしょう。 ただ、この10年で人口が2割減った町が、その渦中でトップに立っていた人物を再度選んで大丈夫かと心配にもなりますが・・・。


◎宮城県・涌谷町議会議員選挙(定数13/17人)

 現職11人、元職1人、新人5人が立候補し、政党別では公明と共産が1人ずつ出している選挙は現職1人、新人3人が落選。 女性候補2人は当選しました。

 公明党が24年ぶりに候補者を擁立したという珍しい選挙でしたが、そこは「大勝利」が党是の公明、3位で当選してきました。 この結果を見れば、何故四半世紀もの間、候補を立てなかったのかが不思議に見えてきます。
 一方、共産は前回同様8位で当選。 しかし得票は前回から2割近く減らしています。 候補者が前回より3人多かったコトが要因でしょうが公明同様、強い固定票に支えられている党なので、退潮傾向が続いているのは確か。 この結果をただ喜んでバンザイしているようじゃ、この傾向は止まらないでしょう。


◎千葉県・茂原市議会議員補欠選挙(定数4/6人)

 現職1人が亡くなり、3人が県議選に出馬したために空いた4議席を元職2人(県議選に出たものの落選した人)、新人4人で争う選挙は、元職2人、新人2人が当選しました。

 県議選で落選し、自ら手放した議席を取り戻しに来た元職は自民系の方が1位、れいわ新選組が応援していた方が3位に入り当選。 60代の新人が2位に入り、残り1議席を40代の新人3人で争いましたが、2年前の本選で全く歯が立たずブービーで落選した方が二度目の挑戦で初当選。 落選後も腐らずに活動を続けた成果が出たのでしょう。 継続はチカラです。


◎徳島県・神山町議会議員選挙(定数8/12人)

 現職7人、元職2人、新人3人が立候補している、全員無所属の選挙は、現職と元職が1人ずつと新人2人が落選しました。

 候補者の年代を見ると最多が70代の6人。 60代3人に50代2人、最年少が48歳で平均年齢が65.75歳となっていましたが、70代の2人と60代の2人が落選し、当選候補の平均年齢は64.12歳となり、少し若返りましたとさ(ゴメンナサイ、何の情報も見つからなかったのです・・・)。


◎徳島県・上勝町議会議員選挙(定員8/9人)

 現職6人、新人3人が立候補し、政党別では維新と共産が1人ずつ立てた選挙は新人1人が落選となりました。

 共産党は御年90歳の現職が退任し、49歳の方を後継に立ててきました。  一気に若返りを果たしましたが前回の選挙で現職は最下位当選で次点とは僅か1票差というギリギリ中のギリで、今回も最下位当選。 綱渡りの選挙が続きますが、とはいえ議席を守りました。
 そして、その共産新人に9票及ばなくて最下位当選となったのが、維新です。 中山間部の小さな自治体なので「維新」の看板は通じないだろうと思いましたが案の定。 昨今、大阪万博をはじめとするズンドコで維新のメッキが剥がれてきていますが、この結果をそれと結びつけるのは違うかなぁと私は見ています。 単に、候補自身の知名度が低かったコトが大きかったのでしょう。
 こういう結果になって無駄に党の看板に傷がつくのなら公認しなければ良かったのにと見えるかもしれませんが、維新は候補予定者から公認要請が有った場合、入党して党の政策に賛同してくれる人なら誰でも公認しちゃうコトが多々有ります。 この選挙に出た “80歳” で選挙初挑戦の方も然り、

 レスラー「ジャンボ松田」こと、9月の真鶴町長選に出た「AIメイヤー」こと、松田道人氏も然りで。 党勢を拡大したいキモチも分かりますが、国政では野党第一党を狙おうかという規模にまでなったのですから、そろそろ候補者選びを慎重にやった方がイイのではと思ったりしますがね。

 まっ、それで評判が落ちても、別に私はイイですけどね。



以上となります。
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。



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