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私は本好きですが、生まれつき本が好きだったわけではありません。小さいころは、むしろ国語が苦手で、夏の感想文とか超苦手でした。

でも、小学生の頃から、電子回路とかコンピューターなど専門書は読んでいたんです。学研の「科学」や「ラジオの制作」とか。年代がバレますが。好きな本は、もはや本じゃない。読書というより、知りたいことを教えてくれる先生なわけです。

読書は2通りある

小説やエッセイなど、文章を楽しむ読書。これは、私には縁遠い世界。老後の楽しみに取っておきます。w

専門書やビジネス書を読む。知識を仕入れて考えるのが目的です。私がやっているのはこっちがメイン。気になって仕方ないから、本を開く。とりあえず気になる本は、全部読むことにしています。図書館で借りれば、金銭的にも大丈夫ですよ。

読んでもわからない素粒子物理学の本も、つい眺めちゃうんです。読んでいるとは言いがたいほど、理解できない本も気になるので、とりあえずページを開きます。

本を読めば、自分のレベルがわかる

その分野の本を何冊か読めば、自分のレベルがだいたいわかります。

  1. 基本的な単語が理解できる

  2. おおよその概念がわかる

  3. ある程度、説明できる

  4. セミナーが開ける

レベル1以前の単語も理解できない状態があります。私の場合、素粒子物理学や量子力学の世界です。でも、それがわかるだけでもいいんじゃないでしょうか。自分の現在位置がわかれば、次に何をすればいいか考えることができます。

本を10冊読めば、セミナーが開ける

一般的なビジネススキルの場合、1つのテーマに集中して10冊読めば、セミナーが開ける程度に詳しくなる。これには、かなり確信があります。実際にやって、人気講師になった人もいます。

その世界の第一人者にならなくても、入門レベルなら、入門者向けのセミナーをやればいいわけです。10冊まとめて読む人は、そう多くないので、十分差別化できます。

10冊の知識量を1~2時間に凝縮すれば、十分価値のあるセミナーになる。さらに、ディスカッションタイムを設ければ、話すのは半分以下の時間で十分です。

アウトプットするための読書

セミナー開催を例に出したのは、アウトプットのゴールとしてちょうどいいと思っているからです。仲間内の勉強会講師で、5~10分話すのもいいと思います。

アウトプットする場が決まれば、本を読まざるを得ない。そうやって追い込んで読むのもアリです。アウトプットによって、本を消化します。

考える力を養う読書

そして、最終目的は、自分で考える力を養うこと。本10冊分の知識があれば、それなりに自分の見解を持ち、考えることができます。

セミナーを開催すると、Q&Aタイムで色々質問される。質問に答える中で、知識がより強固な知見に変わります。


VUCA、唯一の答えがない時代。答えを求めるより、自分で考えた方が、確実で建設的です。

読書が主役ではなく、自分が主役。考える力を養うための読書、はじめませんか?


この記事を書いたのは、
もうそうビズ企画 代表 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz


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